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疑問を置き去りにはするな
民主党の小沢一郎元代表の「政治とカネ」問題が、いよいよヤマ場を迎える。
資金管理団体「陸山会」の収支報告書虚偽記入事件で検察審査会の起訴議決を受け裁判所から検察官役に指定された弁護士らは、衆院政治倫理審査会の前に小沢氏に事情聴取を要請するなどして補充捜査を進め、早ければ月内に強制起訴に踏み切るとみられる。
一方、衆院議員石川知裕被告ら元秘書3人の公判前整理手続きの協議は昨年末ぎりぎりまで続けられ、近く初公判の期日が指定されそうだ。
■政治不信の根っこに■
政倫審が当面の焦点になるが、恐らく小沢氏は自らの「潔白」を訴えることに終始して、強制起訴を理由に具体的な説明は拒むだろう。
それをもって民主党は、とにかく「国会での説明」は終わったと幕引きを図りたいようだ。
だが小沢氏と一緒に政治とカネの問題を切り捨てては、政治に対する国民の信頼回復は望むべくもない。
東北地方での公共工事をめぐる談合への影響力を背景に、大手ゼネコンに多額の献金や選挙応援を要求。
陸山会に集まった豊富な政治資金で次々に不動産を取得したほか、かつて率いた新生党解散時の党資金も複雑な操作で陸山会に移して選挙の際に民主党の公認候補に配るなどして、自らの勢力を誇示してきた。
小沢氏は多くの国民の目にそう映り、それが政治不信の根っこにある。加えて、西松建設違法献金事件と虚偽記入事件を併せて審理する法廷では、検察側が三重県の建設会社から元秘書らに渡されたとしている計1億円の裏献金の立証を行う。
■わざわざ同額借りる■
陸山会が土地購入のため小沢氏個人から借り入れた4億円を2004年分の政治資金収支報告書に記載すると、同じ時期の裏献金を追及される恐れがある。
だから、05年分に記載をずらすなど虚偽記入をした―というのが、検察側の見立てだ。
小沢氏本人を強制起訴する指定弁護士らは補充捜査で陸山会による過去の不動産取引を調べた。
二つの裁判で小沢氏・元秘書側は無罪を主張し全面的に争う。審理を通じ国民の疑問が膨らんでいくのは避けられない。
小沢氏は以前、陸山会と交わしたとする「確認書」を示し、数々の不動産は自分の資産ではないと説明。
だが確認書の効力に疑問が投げ掛けられ、検審議決は「偽装文書」と指摘した。
土地購入資金として個人資金の4億円を出したのに、わざわざ同額を銀行から借り入れたのも不可解だ。
旧新生党資金については私物化と批判されても仕方ない。
小沢氏本人が一つ一つ丁寧に説明すべきだが、それは期待できそうもない。
近く採択する本年度活動方針で「徹底的に説明責任を尽くす」とうたうなら、党が責任を持ち真相解明の方策を講じるべきだ。
(http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/?itemid=34463&blogid=5&catid=15)
[コメント]
小沢への疑惑が的確にまとめられていますね。
しかしこれらは、小沢疑惑のほんの一部でしかありません。
高額の金を多くの議員候補者に渡して、当選した議員を金の力で操るのは問題だとの指摘もあります。
こういった数々の小沢疑惑を検証するためには、ウソをついてもお咎めなしの政倫審では不十分です。
野党の主張する、ウソをつけば偽証罪となる証人喚問での追及が必須でしょう。
菅総理も小沢問題の真の真相解明をする意思があるのなら、野党の提案を受け入れて小沢を証人喚問に招致すべきです。
当然ながら、テレビ中継つきで‥。
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