http://www.asyura2.com/11/nihon30/msg/840.html
Tweet |
Shoko Egawa @amneris84
「自分の口で裁判官に無実を訴えたい」と言い続けてきた奥西さん。今や声を失った彼の思いに、せめて生きている間に裁判所は耳を傾けよ → 東京新聞: 死刑囚にとって、平日の昼食は、単なる食事ではない。死刑は…:(TOKYO Web) http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2013060102000129.html …
2013年5月31日 - 17:20
==============================================
【コラム】 筆洗
死刑囚にとって、平日の昼食は、単なる食事ではない。死刑は、午前中に執行される。だから、昼食が配られるということは、その日は絞首台に上らずに済むということだ
▼一九六一年に五人が死亡した名張毒ぶどう酒事件で、半世紀余もの間、無罪を叫び続けている奥西勝死刑囚(87)は、八十歳を前に出した再審請求の意見書で訴えた
▼<よく人は地獄を見たとか言いますが、私は確定判決以来、地獄の連日で、この三十三年間の生活は…午前中に処刑や獄死を二桁余りも見送るという目にあいました…昼食の配給があるとホッとし、それ以外の時間帯は、地獄の中で生きているようなものです>
▼奥西死刑囚はその安堵(あんど)の昼食すら、もうまともにはとれない。一年前に肺炎を患ってからは食べ物がのどを通らず、経管栄養に頼る。先月初めには痰(たん)がのどに詰まって窒息し、危篤に陥った。持ち直したのは奇跡的という
▼命はかろうじてつながれたが、酸素吸入の管を挿入する手術を受けたため、話せなくなっているという。「自分はやっていない」と訴え続けてきた、その声を失ったのだ
▼有罪の根拠とされた数々の物証を突き崩してきた弁護団は、裁判のやり直しを速やかに決めるよう最高裁に求めている。再審とは、冤罪(えんざい)の人だけでなく、過ちを犯した司法をも救いうる機会。その機会が永久に失われるかもしれない。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 日本の事件30掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。