01. 2013年4月11日 22:02:30
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スマホをいじっていて盗撮を疑われたら プレジデント 4月1日(月)15時15分配信 写真を拡大
摘発件数は6年で1.8倍に激増! ■私服警官はずっと不審者をつけている 盗撮事件が非常に増えている。刑事事件の弁護を扱う私たちの事務所では、この2年で盗撮に関する相談はおよそ2倍に増加した。 以前はかばんに小型の特殊なカメラを仕込んで盗撮するような事件が多かったが、最近は主にスマートフォンが使われている。シャッター音を消すアプリも登場し、テクノロジーの発達で誰でも簡単に盗撮できる環境ができた、ということだろう。 盗撮事件がよく発生する場所は階段や電車の中である。意外によくあるのがショッピング中。たとえば書店で女性客が立ち読みしているスキに、カシャッと盗撮していくのだ。 「横浜駅○○の階段」というように、盗撮が多発する特定のスポットもある。そうした場所では私服警官が見回りを行い、監視カメラもいっぱい設置されている。 そして挙動不審で女性の後をつけ回している人を見つけると、私服警官はずっと後をつけていく。それも1人ではなく2人組で行動するのだ。そうやって慎重に不審者の行動を把握し、盗撮を行った現場を押さえ、確実に捕まえるのである。 このようにして警察官に捕まった場合、証拠となる画像や動画のデータが残っていることもあり、えん罪はまず起こりえない。 一方、警官ではなく一般の人が盗撮の現場を目撃し「あなた、いま盗撮していただろ! 」と言われるケースもある。実際にはやっていないのに盗撮を疑われることがあるとすれば、こちらのケースになるだろう。 盗撮した人は各都道府県の迷惑行為防止条例によって処罰される。東京都の場合、最高で罰金は100万円、懲役は2年である。初犯であれば罰金ですむ場合も多いが、これが2度、3度と続けば、正式裁判となり、厳しい判決が下るだろう。 写真を拡大 写真・図版:プレジデントオンライン 1度捕まっているのに2度も3度も繰り返す人がいるのか、と思われるかもしれないが、執行猶予中でも繰り返す人はいるのである。そうした性的な犯罪を繰り返す人に対し、私たちは性嗜好障害を専門とするクリニックを紹介したりもする。 スカートの中ではなく、携帯で服の上から女性のお尻を撮影して有罪判決が下された事件もある。服の上からでも有罪になるのは、迷惑行為防止条例が処罰の対象としているのが盗撮そのものではなく、「公衆を不安に陥れるような行為」だからである。この事件では11回も撮影した犯人の執拗さが問題になった。 ただ、実際の警察の対応としては大人しく盗撮を認め、素直に謝れば警察で事情聴取し、身元引受人を呼んでその日のうちに帰宅させるのが主流である。つまり逮捕はせず、任意同行だけで終わりということだ。 しかし中途半端に犯行を否定したり、逃げようとすると逮捕される。なかにはSDカードを捨てたり、スマホをかみ砕いて証拠を消そうとした人もいるが、それでは自白しているようなもの。当然、そうした人たちは逮捕されている。 さて、やっていないのに盗撮を疑われたらどうするべきかを考えてみよう。痴漢では身に覚えがなければ逃げなさいと言っている弁護士を見かけるが、実は逃げようとして周囲の人たちに取り押さえられ、ひどい目にあうケースがよく起こっている。 痴漢の場合、やった・やっていないの証明は難しいが、スマホで盗撮を疑われても、内部のデータを見ればやったかどうかは一目瞭然である。ならば対応する煩わしさはあるにせよ「やっていません」と堂々と対応すればよい。証拠がなければ警察に連れていかれても、「今後、疑われるような行為はしません」と上申書を提出して終わりになるだろう。 横浜パートナー法律事務所 代表弁護士 大山滋郎 構成=宮内 健 撮影=坂本道浩 【関連記事】 酔った勢いでおさわりはどこまでOKか 他人事では済まない「新聞沙汰」の恐怖 鉄道営業法 −「女性専用車両」男が乗っても法的にはOK 大学セクハラ −大学生の娘が担当教授から「性的被害」を受けたら…… 録音テープの証拠能力 −脅迫、医療ミス、セクハラ……隠しどりは身を守るか? 最終更新:4月1日(月)17時25分 大学セクハラ −大学生の娘が担当教授から「性的被害」を受けたら…… 2008年12月09日(Tue) 山下 諭 大学内でのセクシャル・ハラスメント、いわゆる「アカデミック・ハラスメント」が後を絶たない。
07年10月には、女子学生にセクハラ行為をしたとして、中央大学商学部の男性専任講師が懲戒解雇処分を受けた。同大学では、同年3月にも同様の理由で男性教授を諭旨解雇処分にしている。 同年9月には、島根大の男性准教授が女子学生へのセクハラ行為で停職3カ月の懲戒処分を受け、依願退職。島根大でセクハラ行為で懲戒処分された教員は、2003年以降、これで5人目だ。 このほか、久留米大学の男性助教が、飲み会で女子学生を泥酔させた後にわいせつ行為に及んで、停職3カ月の懲戒処分を受けていたことが発覚。大阪教育大の男性教授は女子学生への強制わいせつ行為で逮捕、起訴されて懲戒解雇された。東京芸術大学の男性教授は、20代の女子学生を旅行に誘ったり、胸を触る、無理やりキスをしたとして停職1カ月の懲戒処分を受けている。 ざっとあげただけでも、この3カ月足らずでこんなにある。これでは最高学府の名が泣く。娘を持つ親にとっては、大学の隠された一面に、大変な不安を持つことだろう。 かつて、学校法人ルネス学園代表理事を務め、教育・セクハラ問題に詳しい谷澤忠彦弁護士がいう。 「万が一、わが娘がセクハラ被害を受けたとしても、絶対に泣き寝入りしてはいけません。闘うことです。まずは、親が加害者である先生と話をする。その際に、会話を録音しておくことです。隠し録りでもかまいません。後で証拠になるようにしておくことが大切です」 そもそもセクハラについて規定しているのは男女雇用機会均等法だ。1997年の改正で、事業主に対してセクハラ防止の配慮義務が規定され(07年4月の改正により、措置義務に厳格化)、当時の文部省は、セクハラ防止規定の制定を求める通達を各大学に出している。今やほとんどの大学で啓蒙活動を実施、セクハラ相談窓口やセクハラの調査・対策機関が設置されているが、大学でのセクハラ被害はなくならない。 大学でのセクハラ被害件数もわからない。国立大学が法人化したこともあり、06年以降、懲戒処分数を文科省に報告する義務もなくなり、大学側の自主的公表に頼るしかない。公立、私立大学は公表すらしていない。 大学内でのセクハラは、実は氷山の一角だという大学関係者の指摘もある。言い換えれば、大学側のセクハラ対策・対応は不十分といっていい。 では、セクハラした教員が話し合いに応じなかったり、行為そのものを認めなかったらどうするか。 「他の教授なり、教授会、相談窓口などに被害を受けたことを申し立てる。それでも、組織として事を荒立てたくないといった対応ならば、裁判を起こすと宣言する。毅然とした態度で臨むべきです。内々に処理されないためにも“公”にすることが重要です」(谷澤弁護士) 図を拡大 刑事、民事ともに争える「セクハラ訴訟」の相関関係 セクハラ行為を受けた被害者は、刑事、民事ともに争うことができる。行きすぎたセクハラ行為は、刑法上の犯罪、強制わいせつ罪(刑法176条)や強姦罪(刑法177条)などになる。ただ刑事で争う場合は親告罪となるので、被害者側が刑事告訴する必要があり、立証責任も負う。また民事の場合は、不法行為(民法709条)として、損害賠償を請求するのが一般的で、慰謝料の相場は100万円前後になる。
「まじめな先生は、教授室や研究室で女子学生と2人きりで会うことは絶対にありません。そんな状況になったときは、ドアを開けておく。学外で2人きりで会うこともない。もし、2人きりになってドアを閉じるような先生ならば注意すべきでしょう。親として、娘にきちんと教えておくことです」(同) 恋愛の科学 「なぜ男と女はすれ違うか」 プレジデント 4月10日(水)8時45分配信 写真を拡大
臨床心理学者 植木理恵さん 好きで好きでしょうがない異性への恋愛アプローチをテレビでもお馴染みの新進気鋭の心理学者に伺った。 ■男は選ばれるもの、女は選ぶもの 新しい出会いの場。そこそこ感じのよい異性を前に、それなりに話も弾んでいる。それなのにどうしてもそこから先に発展しない。単なる「いい人」で終わってしまう。そんなパターンを繰り返している人はいませんか。 恋愛に発展するか、それともただの友達で終わってしまうのか、はたまた不倫やワンナイトラブで「さようなら」になってしまうのか、見極めるコツは最初の出会いの瞬間から明らかです。恋愛の場において、男が出すサインと、女が出すサインは明らかに別もの。その差をしっかり理解しておけば、相手が自分のことをどのポジションとして考えているのか、予想することは可能です。 「フィメールチョイス(female choice)」という言葉、どこかで耳にされたことがあるかもしれません。動物界においては、オスが求愛活動をし、メスがそれを選びとるのが自然のあるべき姿。フィメール(メス)がメール(オス)をチョイス(選択)する――その法則に則り自然淘汰は行われてきたのであり、生物としての恋愛はそれが本来の姿なのです。 クジャクを思い浮かべてみてください。美しく長い翼を広げ魅惑的な姿で優雅に歩いているのはメスではなく、オス。メスはそのオスの姿から、自分が育む子の親となるべきはどのオスが最適なのか選択しているのです。その他自然界においては、オスがメスの気を引くために特別なダンスを練習したり、鳴き声をたてたりする方法が限りなくあります。 なかには、こうおっしゃる人もいるかもしれません。人間は動物とは違う。人間は高度に社会化された生物なのだから、もっと複雑な恋愛感情で動いているはず。実際に女は男に選ばれようとして化粧をして着飾っているじゃないか。選んでいるのは女ではなく男のほうだ、と。 しかし、これらは間違った認識です。人間といえども動物の1種。「フィメールチョイス」の本能は私たちの根底にも残っています。肉体だけでなく強い精神的つながりを持つ真実の愛は、男性が求愛のためのアピールをし、女性がそれらを見てチョイスするという構図によって確立されているのです。みなさんも気をつけて周囲を見渡せば、実際にそのような場に遭遇しているはずです。 男は選ばれようとし、女は選ぼうとする。恋愛におけるこの大前提は、むしろ子ども時代を思い返すほうがわかりやすいかもしれません。小学生の頃、男子は気になる女子にアピールしたいあまりに愚かな行動をとったり、意中の女子にちょっかいを出したりしていましたよね。そんな男子は、非常に不器用ではありますが、自らをプレゼンして少しでも女子の気を引こう。選ばれようとしているのです。一方、それに対する女子は、そんな男子たちを冷静な目で観察しています。 「○○くんって馬鹿っぽいよね」「それに比べて△△くんってかっこいいよね」と女子同士で品定めをし、誰を選ぼうかと考えているわけです。「好き」というその気持ちがピュアであればあるほど、男はがむしゃらに口説いていくのではなく、選ばれようと自分を飾り、プレゼンテーションしていくもの。そして女子は、そんな男子に関する情報を収集しようと動きはじめるのです。その意味では大人になってからよりも、小学校時代の恋のほうが、本来あるべき生物の恋愛の形としてはピュアなのかもしれません。 ■不倫をするなら、よく喋る女を狙え このような前提から見ていくと、どのような女性となら、あるいは男性となら真実の愛が構築できるかが見えてきます。例えば過度に露出度の高い服を着たり、男性への身体接触を試みたり、自分の話ばかりをする女性がいるとしましょう。このように女性のほうが積極的になっているのは、本当の恋ではない証拠。露出度の高い服を着るという行為は、自分が選ばれるために複数の男性の前で求愛活動をしているわけですから、本来の「フィメールチョイス」とは逆の方向へ走っているのです。 こういう女性を狙っていた男性はがっかりしたほうがいいですね、特に純愛を求めるのであれば。反対に女性も気をつけたほうがいいでしょう。本命として狙っている男性の前で「男ならみんな胸を強調した服が好きなはずだ」などとマニュアル的に考えてしまうと、男性も無意識に「これは本命にはならない」と感じ、不倫やワンナイトラブで終わってしまう確率は非常に高くなります。
もっとも、女性のファッションからその人の恋愛に対する本気度を測るためには上級テクニックが必要です。女性の場合、どこまでが男性に向けてのアピールで、どこからが同性である女性向けのファッションなのか、男性にはわかりづらいからです。化粧にしろファッションにしろ、女性は男性の想像も及ばないほど細かくグラデーション分けしています。装いに「対女性」性と、「対男性」性があるのです。 例えば、ネイル。美しくデコレーションしたネイルを女性は好んでしますが、まず100%といっていいほど、男性にはそのよさがわかりません。そもそもネイルをしていることにすら気づかないことも多いでしょう。でも女性は男性に向けてネイルをしているわけではないんです。むしろ同性である女性の目を意識して、美しく爪を磨きあげている。これは「女の化粧は男の気を引くためだ」と思っている男性には不思議にしか思えないかもしれません。しかし女性には、同性コミュニティに入れてもらうためのファッションというものが厳然と存在しているのです。 会社や、趣味サークル、友人関係……女性社会の輪に入れてもらうためのアピールをする必要が女性にはあり、その象徴ともいえるのがネイルなのです。その意図は、「男ばかりにモテたいわけではない」「女子の友達も欲しい」、これに尽きます。 一言でいえば「女に嫌われる女」というのは、同性である女性に好かれようとしない女性です。男性からの評価さえよければそれでいいということ。そのような意図を汲むと、女性は一気にその女性のことが嫌いになるんです。女性は結果そのものよりも、その裏に潜む意図に非常に敏感です。相手が本当は何を考えているか、推測力が高くて、その能力たるや男性の何倍ともいわれています。 例えば男性が求愛活動の一環として、「俺ってこんなにすごいんだぜ」と実際をはるかに上回る自己アピールをする場合、女性はその背伸びの部分をきちんと察しています。しかし、必ずしもそれがマイナスになるとは限らないのは、結果よりもその背景の意図に敏感な女性の特質が作用しているから。相手が自分の歓心を買おうと求愛アピールをしている分には、「可愛いな」「頑張っているな」と思ってくれるのです。 むしろ問題なのは、求愛活動をしてくれない男性の存在です。女性は話を聞いてもらいたがる存在だから黙って話を聞いてあげるべきだ、と勘違いしている男性が多い。付き合いが始まってからはそれでいいかもしれません。付き合いも長くなれば女性は延々と自分の話を語り始めますから。ただ、これから恋愛がスタートするかしないかという初期段階では、これは大きな間違いです。よく喋る女性は、不倫相手としては最適でしょう。フィメールチョイス理論に従えば、よく喋るという行為は、露出度の高い服を着るのと同様、女性から男性への求愛活動です。これまでの人生で常識的な恋愛の経験がない可能性があり、刹那的な関係を築くことは比較的にたやすいはずです。 一般的な女性が本気で恋愛をしようと思ったら、まず情報収集に動き始めます。男性を質問攻めにする。どこに住んでいるのか、何の仕事をしているのか、何が趣味なのか、休日は何をしているのか。興味のない男性に関しては、女性は全く質問をしません。 仮に女性が自分を頼って相談事をしてきても、「彼女はこれだけ自分に話してくれているんだから、自分に気があるに違いない」とは間違っても思わないこと。女性が自分をほとんど女友達と同じように見なしていると思ったほうがいいです。これではせいぜい便利な「お友達」どまり。恋愛関係には発展しません。あるとき積極的にアプローチしてくる別の男が現れたら、彼女はとたんに「今まで相談に乗ってくれてありがとう。おかげで新しい彼氏ができたから」とあなたのもとを去ってしまうでしょう。 反対に男性から「どこ出身なの? 」「休日は何をしているの」と女性を質問攻めにするのもNGです。これでは女性が男性の立場を演じてしまうことになり、女性も魅力を感じません。 ■「僕は死にましぇ〜ん」で、女は落ちる! さて、本気の恋愛を始めたい人に対してのアドバイスを整理しましょう。 まず、男性ならば、なにはともあれ相手の女性に「この人を知りたい」と思わせること。自分から女性に対する質問はほどほどに抑え、反対に相手からの質問を誘導すること。質問がきたら、ためらわずに自己開示していくこと。相手に気を使うあまり、女性に自分を語らせてはいけません。 そして女性の場合は、自分史を語ったり相談事を持ちかけるのではなく、相手を質問攻めにして男性に自己開示を迫っていくこと。恥ずかしがってなかなか相手に質問をしない女性もいるようですが、選ぶためにはまず情報収集から始めるべきですし、結果としては男性にもそれが自分に気があるかもしれないというサインになるのですから。 男性は自分のいい面を見せたいばかりに、失敗回避の傾向が強い。こういう年収があって、こういう仕事をしていて、こんな勉強をしているんだと、カッコいい面ばかりを見せたくなってしまう。 しかし女性にしてみれば、カッコ悪い面が見えても、どんどん接してくれるほうが、恋愛感情を持ちやすい。それがトレンディドラマの口説き文句(たとえそれが「僕は死にましぇ〜ん」でもいいぐらいです)になったとしても実行すべきです。 というのも、そもそも求愛ダンスをしてくれないオスに対しては、メスはチョイスしようがないからです。「フィメールチョイス」とは、オスは選ばれ、メスは選ぶというもの。ですが、結局メスは限られた中からチョイスするしかないんです。そもそもオスが選ばれようと求愛ダンスを踊ってくれなければ、選ぶことすらできない。 その意味では、男性が女性を選んでいるという側面もあります。誰の前で求愛ダンスを踊るのか、その選択権はあくまで男性側にあり、女性は自分の前でアピールしてくれる男性の中からしか選べないのですから。 では、女性が主体的に恋愛を生み出すことはできないのか。それはやり方次第というところでしょう。女性が積極的にできることは、男性が求愛ダンスをしたくなるような舞台を整えることです。男性は褒められると勝手に動き始めるという習性があります。女性の場合、会社において、自ら主張をせず、衝突を和らげるタイプの人がいますが、彼女たちは意識してか無意識か、この「フィメールチョイス」をうまく利用しているんです。つまり、男が選ばれようと自己アピールダンスをしやすい環境を上手につくりあげている。 実際に細かい実務をするのは男でも、せめてそれを気持ちよくできるような環境づくりをさりげなくできる女性が、会社においても恋愛においても最終的に勝つのです。逆に突進系の女性はどこかでつまずいてしまうでしょう。 選ばれようとする男は愛され、選ぼうとする女は正しい解を見つける。これが「フィメールチョイス」理論から導き出される純愛の法則なのです。 臨床心理学者 植木理恵 構成=三浦愛美 撮影=奥谷 仁 写真=PIXTA 年収300万で結婚できる男、捨てられる男 女に嫌われる話し方、男に嫌われる話し方 夫の不倫がバレバレ、妻の注目ポイント7 「4タイプ分析」男を出世させる妻、ダメにする妻 銀座ママの証言「会話、飲み方、しぐさで決まる」【1】 最終更新:4月10日(水)15時20分 自動車運転過失致死 −なぜチノパンは「容疑者」扱いされないか プレジデント 4月10日(水)9時45分配信 写真を縮小 自動車運転過失致死事件で、逮捕・実刑の有無を現実に左右するのは? 元フジテレビアナウンサーの横手(旧姓千野)志麻容疑者(以下「千野容疑者」)が、死亡交通事故を起こしたとされる自動車運転過失致死被疑事件。千野容疑者が逮捕されていないことに対する論評や量刑予想がかまびすしい。 「なぜ千野容疑者は逮捕されないのか」という声も聞く。一般的に、自動車運転過失致死事件の容疑者は逮捕されるのだろうか。 「人が死んでいるのだから、逮捕されて当然」と考える人も多いようだが、逮捕されるかどうかは、罪の重さだけで決まるわけではない。原則として、逮捕の必要性は、逃亡や罪証隠滅をする恐れの有無で判断される。死亡事故では、重い刑事処分を恐れて逃亡や罪証隠滅をする可能性があるので、実際に逮捕される事件もある。 したがって、身元がはっきりしているうえ、罪を認めていた千野容疑者は、逮捕の必要性がないと判断されたのであろう。 また、「時の運」が絡むこともある。 震災直後の福島では、勾留中の容疑者が大量に釈放されたことが報じられた。東京でも在宅事件が増え、逮捕が減った。事件が大量発生した場合なども、留置施設が混雑すると、恩恵を受ける在宅容疑者が増える。 一般に、女性容疑者は、留置施設が常時不足しているため、逮捕されにくい。また、年末年始は警察が逮捕を控える傾向がある。今回の事件は、年始に女性が起こした事故であったということも、逮捕しない方向に働いた可能性がある。 以上のように、千野容疑者の不逮捕についての当・不当は、簡単に論じられない。千野容疑者を特別扱いしているのは、捜査機関ではない。「容疑者」呼称で報じないマスコミである。 千野容疑者に対して下される刑事処分はどのレベルが予想されるのか。 高名な刑事裁判官も指摘するように、自動車運転過失致死事件の量刑相場は近年厳罰化が進んでいる。示談成立や被害者の許しがなければ、初犯でも実刑になりうる。運転態様の悪質性なども、量刑を決めるにあたって重視されている。 死亡事故でも、被害者1人の場合は、無免許や酒酔い、ひき逃げなどの悪質な態様でない限り、執行猶予が付くのが一般的であった。しかし、最近では、通学中の子供が多数巻き添えになる悲惨な事件などを契機に、死亡事故で実刑になるケースは増えている。 一般に、死亡事故で量刑上、1番大きな意味を持つものは、示談などの被害者対応の成否である。被害者の処罰感情が和らげば、量刑上も被告人に有利になるからだ。保険会社からの示談金とは別に、見舞金を被害者が受け取ると刑が軽くなることもある。 通夜や葬式への参列、墓参りや事故現場での献花、芸能活動自粛など、反省を示す態度も考慮される。 また、過失の程度、酒気帯びや速度違反の有無などの事故状況に加え、交通違反歴など遵法精神の程度も重要である。 初期報道による情報のみに依拠し、量刑を予想することは難しい。しかし、過失態様や被害者遺族の処罰感情次第では、実刑もありうる事件である。駐車場内で歩行者を轢死させているということであれば、それなりの事件だからだ。 そういう点からすると、罰金刑を既定路線視するような報道姿勢には違和感を覚える。 東京弁護士法律事務所代表パートナー弁護士 長谷川裕雅 図版作成=ライヴ・アート 【関連記事】 スマホをいじっていて盗撮を疑われたら 使用窃盗 −「急な雨で他人の傘を拝借」は有罪か 私人逮捕 −赤信号無視した人を「逮捕」できるか 個人データ抜く「アプリ」が罪に問われぬ理由 亀岡の無免許少年は、どんな罪に問われるべきか【1】 最終更新:4月10日(水)9時45分 |