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株式日記と経済展望
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C#で組まれコンパイルされたプログラムは、容易にソースコードを復元できます。
ソースコードが発見された、ということ自体が、警察による捏造であると断言できます。
2013年3月5日 火曜日
◆【遠隔操作ウイルス事件】真犯人を名乗る人物が新たな書き込み「逮捕された彼は真犯人ではない」「誤認逮捕5人も狙い通り」 3月4日 ロケットニュース
http://news.livedoor.com/article/detail/7464183/
パソコンを遠隔操作するウイルスを使用し、警察の捜査をかく乱。それにより4人もの無実の人たちを誤認逮捕・検挙させるに至った「遠隔操作ウイルス事件」。この騒動はIT関連会社社員(30歳)が逮捕されたことにより、一段落したかのように思えた。
しかし2013年3月3日の早朝、インターネット掲示板に真犯人を名乗る人物が新たな書き込みをし、物議をかもしているのである。真犯人を名乗る人物は、以下のようなコメントを書き込みしている。
・真犯人です
■はじめに
そろそろいい頃合かと思ってスレ立てします。今回の声明をメールで送らなかったのは、メールを受け取ったはずなのに、それを無視して公表しなかった人がいるからです。
■誤認逮捕で5人逮捕
狙い通りに動いて頂けて嬉しいです。「警察・検察を嵌めてやりたかった、醜態を晒させたかった」という、私の唯一の目的は完全に達成されました。誤認逮捕された方の人数が、5人となったのも狙い通りです。巻き込んでしまい申し訳ありません。私の時には誰も助けてくれませんでしたが、今回は社会が味方です。
■ソースコードが事件の証拠とされている点について
C#で組まれコンパイルされたプログラムは、容易にソースコードを復元できます。また、復元されたソースコードを再びコンパイルすれば、件のトロイと全く同じバイナリが出力されることも確認しました。それが本当に証拠となり得るのでしょうか・・・? 疑問です。つまり、ソースコードが発見された、ということ自体が、警察による捏造であると断言できます。なにせ、逮捕された彼は真犯人ではないのですから。今回の事件でも、警察はまだ懲りていないのです。取調べの可視化を頑なに拒否しているのが、その証拠です。「事件は現場で起きているんじゃない、取調室で捏造られているんだ」ということです。
■最後に
何か質問があればどうぞ(引用ここまで)
……という書き込みがされている。真犯人を名乗る人物は「逮捕された彼は真犯人ではないのですから。今回の事件でも、警察はまだ懲りていないのです」とも書いており、けっこう警察に対して挑発的なコメント。
さらに「証拠をアップロードしました。これで私を信用していただけるかと思います」とも書き込みし、自分が真犯人であることを示すキーファイルをインターネット上にアップロード。
インターネットユーザーがいろいろと調べていった結果、青ジャージの2人組が出てくる映像ファイルが出現したという。これはいったい何を意味するのか? 本当に真犯人なのか? 便乗犯なのか? 解明が待たれる。
◆遠隔操作ウィルス事件続報・報道されない容疑者側の言い分から見えてくること 2月25日 ビデオニュース・ドットコム
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20130225-01-0901.html
遠隔操作ウィルス事件で逮捕された片山祐輔容疑者の弁護人を務める佐藤博史弁護士が2月21日、片山氏との接見後に記者会見に応じた。佐藤氏は片山氏と事件を結びつける決定的な証拠は何一つ示されていないとして誤認逮捕を主張、捜査手法の問題点や事件への疑問を語った。
佐藤氏によると、警察は片山氏の自宅の鍵をあずかり、家に自由に出入りできる状態にあるという。また、片山氏の母親から聞いた話として、自宅前にメディアが押しかけ自由に動けない母親のために、警察は日用品の買い出しなどの手助けをする一方で、母親に対して片山氏と親子の縁を切ると書かれた調書への署名を求めてきたが、母親はこの要求を断ったという。
遠隔操作ウィルス事件では、これまでに4人が誤認逮捕され、うち2人に嘘の自白が強要された。警察が容疑者の一人の父親に対して、親子の縁を切るとの調書に署名させるなどして、容疑者を嘘の自白に追い込んだことが批判されている。
また佐藤弁護士は、ウィルスのデータが保存されたメディアが埋め込まれた首輪を片山氏が猫に着けたことが疑われている点について、片山氏が江ノ島を去った1月3日の午後3:30以降にその猫が首輪をつけていない写真が見つかれば、片山氏無実の決定的な証明になるとして、写真の提供を呼びかけた。1月3日の午後に片山氏が猫と接触したとされる江ノ島の山頂付近では、大道芸が行われており、多くの観衆が写真撮影をしていたという。
佐藤博史弁護士は、冤罪となった足利事件で菅谷利和さんの弁護人としてDNAの再鑑定を求め、再審で無罪を勝ち取ったことで知られる。
--------片山祐輔容疑者弁護人・佐藤博史弁護士会見(2013年2月21日)--------
佐藤博史弁護士: 問題はですね、猫に接した可能性のある時刻が2時半から3時半の間なんですけど、問題のその猫ですね、首輪をつけていたという猫。彼はこの猫を膝の上に抱いて、接触して、写真も撮った可能性があると、私たちに言っているわけ。
その時間は、どのくらいの時間かというと、2.3分じゃないかと思うと言っておりました。その時にですね、頂上のところがどういう光景だったかというと、大道芸を横でやっていて、周りにたくさんの人がいたと言うんですよ。その時に、猫をやっていると。それで皆さんに考えてもらいたいんだけども、彼はですね、そういうたくさんの人が見ているところで首輪を付けていることになっているわけです。その日は三が日の三日なわけなんですけど、沢山の人が訪ねていて、デジカメを持っていたわけですね、スマホも含めて手にしていたわけですよ、たくさんの人が。今インターネット上で、この猫の写真を撮っているという人たちがこの問題に気付いて、どんどん投稿しているらしいんですけど、今この写真は、午後2時50分頃に撮られた問題の猫らしいんです。これは首輪をつけていないんですね。この写真では。そうするとね、2時50分の時点で、猫が首を付けていなかったと考えられます。それで、片山祐輔が抱いたときには猫には首輪はついていなかった。
問題は、彼が頂上を立ち去るのが、正確な時間が分からないんですけれども、彼が立ち去った後も、猫の首に首輪がついていなかったとすると、彼は犯人でないってことになります。だから、仮に3時半に山頂を過ぎたとして、午後4時の時点で、この猫を撮った人がいて、その時に首輪がついていなかったとすると、もうそれだけで無実の証明になります。(後略)
(私のコメント)
「株式日記」では、植草一秀氏への国策捜査以来、警察や検察のやり方に批判を述べてきましたが、容疑者を長い間拘留して自白を強要するようなやり方は旧式な捜査方法であり、無実の容疑者でも自白させられる危険性を遠隔操作ウィルス事件で証明されてる。狭い取調室で朝から晩まであの手この手で自白を強要しますが、ネパール人の東電OL殺害事件も冤罪だった。DNAの違いが決定的な証拠になりましたが、今回の事件でもコンピューターのプロを警察は雇って捜査すべきでしょう。
私自身はコンピューターのプログラミングの素人ですが、逮捕された容疑者はC#を操作できず、にも拘らずコンパイルされたプログラムは、容易にソースコードを復元されていたそうです。「真犯人」は「つまり、ソースコードが発見された、ということ自体が、警察による捏造であると断言できます。なにせ、逮捕された彼は真犯人ではないのですから。今回の事件でも、警察はまだ懲りていないのです。」と指摘している。
警察や検察が証拠品を捏造することは、フロッピーを偽造した事件もありましたがやりかねないことだ。中途半端にパソコンに詳しいとそのような事をしがちですが、数億件あるメールを遡って捜査するしか方法はないのではないだろうか。海外のサーバーの記録を調べなければなりませんが、そのような捜査プログラムを組めば出来るのではないかと思う。しかしそれが出来る警察の捜査官がいない。
警察や検察に限らず、日本企業や公共機関は海外からのサイバー攻撃に無関心すぎるのはどうしてなのだろうか? アメリカや中国ではサイバー攻撃をする部隊が編成されてプロフェッショナルを養成していますが、日本の警察や検察はそこまで手が回らないようだ。日本の情報家電産業でもハード機器には強くてもソフトプログラミングでは下請け企業任せで、韓国のサムスンにも後れを取ってしまった。
「遠隔操作ウイルス事件」は、従来の捜査手法では手も足も出ないのであり、犯人が防犯カメラに写る様な真似をするだろうか? 関東連合やルーマニア国籍の少年のような殺人犯なら防犯カメラに写るようなへまをするでしょうが、知能犯がそんな真似するわけがない。確かに猫にメモリーは付けられていたが、容疑者が直接つけているところを防犯カメラが撮っていたわけではない。参賀日の人の多いときにそんな事するだろうか?
マスコミが調査報道することもなく、警察の記者クラブ発表を垂れ流すばかりで真相が究明されなくなりましたが、それだけ新聞社もテレビ局も調査報道能力がなくなっている。新聞社やテレビ局もネットの世界とは無縁ではないのだからコンピュータ犯罪に詳しい記者がいてもいいはずですが、「遠隔操作ウイルス事件」でも、そんなウイルスがあることすら当初は報道されなかった。
福島原発災害でも、原発の事が分かる記者がおらず、MHKに僅か二人の科学担当記者がいるだけだった。コンピュータ犯罪も同じであり、大手マスコミは専門の記者を養成すべきなのですが、日本企業はプロフェッショナルを養成する事を嫌う。だから社会部や政治部や国際部や経済部などをたらい回しにしてしまう。これではまともな記事は書けず、海外特派員になっても数年で帰って来てしまう。一つの仕事でプロになるためには10年はかかりますが、10年も同じ場所にいると小山の大将になってしまって上司も使いにくくなるからだ。
コンピューターの言語でも、Visual C++ .NET (C++/CLI)、Visual J# .NET (Java)などいろいろありますが、何のことかさっぱり分からない。C#と言うコンピュータ言語は初めて聞きますが特殊なんだろうか? 犯行に使われたウイルスにはC#が使われていたが、容疑者はC#の経験がほとんど無いようだ。それがコンパイルされてソースコードが復元されたとなると、証拠の捏造になるのではないだろうか? あるいは容疑者のパソコンを真犯人が遠隔操作してコンパイルしたとも言えるかもしれない。これではソースコードがあったからと言って犯人とは決められない。
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