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本日26日午後、裁判官が公開の法廷で被疑者に勾留の理由を示す予定。
この手続の実情は「セレモニー」にすぎないが、それでも本件では被疑者側にメリット大。
まず、被疑者が留置施設から出ることで、精神的にリフレッシュできる。閉鎖された居室と接見室や運動場との往復ばかりだと、さすがに気も滅入る。弁護人以外の者との面会が禁止されている状況でも、家族や友人・支援者らが法廷を傍聴することで、お互いに顔を見て元気づけられる。
「心が折れる」ことで戦闘意欲を失い、虚偽自白に至るケースも多いから、これを防ぐ意義は大きい。
また、被疑者に意見陳述の機会が与えられるので、オープンな場でその主張を語ることができる。そろそろ処分見込みに関して検察・警察から情報が漏れてくるころだから、このタイミングでマスコミが最も欲しがっている「被疑者の生の声」を提供し、広く報道させてバランスを取らせる意義は大きい。
弁護人も同様に意見陳述ができるし、「罪証隠滅のおそれ」「逃亡のおそれ」などの具体的中身に関して裁判官を「釈明攻め」にすることで、勾留決定が機械的に行われているのではないかとの「印象付け」を行うこともできる。再逮捕も想定される事案だから、次の令状請求に対する裁判官の一層慎重な判断も期待できる。
付随的効果として、ほぼ丸一日、被疑者の取調ベを不可能にさせられる。全面可視化が実施されなければ取調べに応じない状況とは言え、それすらも実行できなくなる。
さらに、必ずしも検察官が手続に出席する必要はないが、主任クラスの検事が出席するなど対応に時間を割かれることは間違いない。社会の注目を集める特異重大事件であり、幹部への報告や即時の対応も必須だからだ。
検察にとっては勾留日数を一日浪費するに等しいし、特に主任の感覚からすると、処分決裁の時期と重なったことは相当痛いだろう。
2013/02/26
http://www.facebook.com/MaedaTsunehiko/posts/437813986293019
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