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http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130112/dms1301121859011-n1.htm
2013.01.12 夕刊フジ
大阪市立桜宮高校でバスケットボール部主将だった2年の男子生徒=当時(17)=が自殺した問題で、市教委は12日、体罰を加えた男性顧問(47)を懲戒処分する方針を固めた。遺族側が処分ランクでは最も重い懲戒免職を要求していることも判明。市教委幹部は「生徒が亡くなるという最悪の事態になっており懲戒処分は当然」としており、市の外部監察チームによる調査結果がまとまり次第、速やかに処分する見通し。
大阪市では「懲戒処分に関する指針」で、児童・生徒に体罰を行い負傷させた教職員は、免職、停職または減給とすると規定。負傷しなくても常習的な体罰を行った場合は、免職または停職−と定めている。
市教委によると、顧問は昨年12月28日の聞き取り調査に、「(自殺前日の)22日の練習試合でも頬を平手で4、5回たたいた後、頭を4、5回殴った」などと詳述。暴行容疑などで捜査する府警が自殺当日の23日に事情聴取を行った際にも「発奮させるためだった」と体罰を認めている。
学校関係者によると、遺族は懲戒処分の中では最も重い懲戒免職を市教委側に要求していることが判明。市教委の永井哲郎教育長らが11日、生徒の自宅で両親に謝罪した際も、両親は「体罰も許し難いが、精神的に追い込んだことが許せない。厳しい処分をお願いします」と話したという。
一方、同校の卒業生の一部には「顧問は熱意ある指導をしていた」として、処分の軽減を求める嘆願書の提出や署名運動などを検討する動きもあるという。
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