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無実の死刑囚・奥西勝さんを励ます絵手紙 面会人通信 NO・217
2013年元旦
国民救援会愛知・中央本部、顧問 特別面会人 稲生昌三
新年明けましておめでとうございます。今年の前半中に、最高裁特別抗告審での再審・無罪を切り開くためのご支援を心からお願い致します。また、奥西勝さんの心の支えとなっている絵手紙をを引き続きお願いたします。
12月25日、日弁連・名張弁護団は最高裁に「補充意見書(1)(2)(3)」を提出、司法クラブで記者発表を行いました。「5月の名古屋高裁の棄却決定は、何らの科学的根拠に基づかない誤りであることが実験結果によって実証された。これで棄却の根拠は完全に否定された。最高裁は直ちに検察の異議を退け、再審開始決定を出すべきである。奥西さんは87歳、これ以上引き延ばさず決定を出すべきである」として、毒物に関する高裁の非科学的な推論による決定の誤りを詳細に説明、論証しました。また、状況証拠に関する奥西さんが犯人たり得ないことを数々の証拠に基づいて論述しています。(この記者発表はマスコミ報道されるとともに、22日(火)午後6時半〜ウインク愛知での大学習会で報告されます)いよいよ支援運動です。早期再審開始、無罪釈放の世論を一気に広げ、最高裁に迫るたたかいの段階に入りました。1/14・87歳宣伝行動の成功と5万署名の突破、新要請ハガキの集中を「約束」の上映運動などと結んで大き<広げること、「今の頑張りが最後の勝利への道」となる奮闘が求められます。
12月18日、奥西さんには意見書の内容を野嶋真人弁護士から伝え説明され、26日には小林修弁護士が奥西さんを訪ね伝えました。「判りました。有り難う。いっそう頑張る」と感謝の意を述べたとのこと、元気そうだったことが伝えられています。
12月21日には奈良県山添村の妹さん、岡美代子さんと娘さんが八王子医療刑務所で半年ぶりの面会をされました。岡さんから「声が出ないだろうから聞くように」と云ったら「俺はちゃんとしゃべれる」と話し始め、「衣類の差し入れを頼んだが貸与の物しか着られないらしい、起きたい」との想いも述べていた様子、「顔色も良<なって安心した。大分良くなってきた様子…」と岡さんが語っておられました。
27日には河井国秀弁護士が面会、主治医と面談、病状や今後の治療などの説明も受け、「依然として、MRSA(耐性菌)が検出され、レントゲンには出ないが細菌性肺炎の状態で症状が強<出るか弱<でるかの違い。抗生物質による治療と栄養分をとる必要があり、かなりのカロリーの点滴を続けている」様子です。体重は9月に比べ1・4キロぐらい増えたとのこと、少しは良くなってきているとのことでした。
私は1月フ日の午後1時に面会に伺い、新年のあいさつと様子をお聞きし、1・14行動への口頭メッセージのお礼や新年からの全国の支援運動など「約束」ドラマの仙台、東京、名古屋、大阪上映から主要都市での上映の広がりも伝えてきます。奥西さんや岡さん、親族への年賀状を出しました。弁護団記者会見や12月28日の16年、185回目の名古屋大須観音縁日宣伝署名行動(参加23名、署名111筆)の写真などを送っておきました。
「年賀状」絵手紙は祝クリスマス絵手紙を含めて約70枚を送りました。昨年、面会人から届けられた絵手紙は約一千二百枚となります。「奥西さんがんばれ」「新年から夢を追いかけよう」「しぶとく蛇のように」「諦めたらお終い」「今年こそ福来たる」などの励ましの添え書きにきっと勇気を持って頂けると思います。「皆さんが支えています」とお伝えしました。1/14、87歳の誕生祝いの絵手紙も頂きました。また、今年も新春からの励ましをお願いいたします。年末にフランスのアムネスティーの新しい方、シルヴイ・クランカンさんから白クマの絵葉書が届き、「私達のアーチストが彫ったものです。この熊の強力なエネルギーで病気を克服して闘う力を取り戻せるようにと願っています。フランスの友人がいることを忘れないで」とありました。 以上
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*写真は2010年10月28日の第161回目の大須観音宣伝行動
名張毒ぶどう酒事件/最高裁宛て署名用紙はこちら ⇒ http://aichi-kyuuenkai.com/syomeiyoushi/nabarijiken.pdf
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