http://www.asyura2.com/11/nihon30/msg/613.html
Tweet |
洗剤入れたアルミ缶、30分で破裂も 事故受け再現実験
【動画】洗剤破裂事故を再現=製品評価技術基盤機構提供
厚さ3ミリの塩化ビニール製容器内でアルミ缶を破裂させると、業務用洗剤が勢いよく飛び散った=NITE提供
ふたを開けた状態で実験すると、アルミ缶から少しずつ泡が噴き出した=NITE提供
実験で破裂させたアルミ缶。厚さ0・2ミリ弱の缶は大きく裂けた=NITE提供
[PR]
東京メトロ丸ノ内線の車内で業務用洗剤を入れたアルミ缶が破裂してけが人が出た事故を受け、経済産業省所管の独立行政法人・製品評価技術基盤機構(NITE(ナイト))が2日、再現実験をした映像を公開して注意を呼びかけた。
事故は10月20日未明、東京都文京区の本郷三丁目駅で発生。女性が勤務先でもらった洗剤を缶コーヒーの空き缶に詰め替え、持ち帰る途中だった。
NITEはほぼ同じ設定で実験。飲料用のふた付きアルミ缶に、市販の強いアルカリ性の業務用洗剤400ミリリットルを入れたところ、間もなく缶内の樹脂の表面を浸食し始めた。アルミと化学反応が起きて水素が発生し、圧力が上昇。3時間34分後に激しく破裂した。最初から樹脂の一部をはがした状態で実験すると、約30分で破裂した。
NITEによると、1997年に染毛剤の容器が破裂する事故があったが、洗剤によるものは珍しいという。洗剤の一部はホームセンターなどで容易に入手できることから、「決して他の容器に移さないで」と呼びかけている。
関連リンク
http://www.asahi.com/national/update/1102/TKY201211020379.html
強力洗剤の移し替え危険 缶破裂事故、アルミと反応か
[PR]
東京メトロ丸ノ内線が東京都文京区の本郷三丁目駅で20日未明に停車中、車内で缶が破裂しけが人が出た事故で、破裂した缶を持っていた女性は、市販の缶コーヒー用のアルミ缶に洗剤を詰め替え、車内に持ち込んでいたという。警視庁と東京消防庁によると、女性が持ち込んだ洗剤は業務用の強力洗剤で、主な成分は水酸化ナトリウムや水酸化カリウム。強いアルカリ性を示し、缶のアルミニウムと化学反応して水素が発生したことが、破裂につながったと見ている。
神戸大学の持田智行教授(物性化学)は「水酸化ナトリウムは劇物で取り扱いは注意が必要だ。密閉容器内で化学反応が進むと水素が充満して内圧が高まり、とても危険だ」と話す。
洗剤を扱う業者や専門家は、容器の移し替えの危険性を指摘する。
業務用洗剤を扱う関東地方の卸業者によると、この洗剤は通常、飲食店の調理場など油汚れのひどい部分の洗浄に使われるという。洗剤が金属と化学反応を起こすおそれがあるため、通常はポリエチレンの容器に入れた状態で販売される。アルミや銅、銀、亜鉛などの金属は使わないように、「注意書き」もついているという。
この業者は「家庭用の商品よりも強力で、家で使いたい気持ちも分かるが、専用の容器に入れるのが原則だ。アルミ缶に入れるのはもってのほか」と注意を促す。別の埼玉県の業者も「飲料用のアルミ缶は内側がコーティングされているはずだが、強力な洗剤だと被膜を溶かすこともある。持ち運びの衝撃で缶が傷むこともあり、移し替えは危険だ」という。
消費生活アドバイザーの阿部絢子さんは、業務用洗剤だけでなく、台所や風呂掃除向けの家庭用洗剤でもアルカリ性の強いものがあるといい、「家庭用洗剤でも詰め替えはせず、コーティングされた専用容器に入れて、取り扱いには十分注意して」と話す。http://www.asahi.com/national/update/1020/TKY201210200169.html
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 日本の事件30掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。