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謝罪は一切なし…東電OL殺人事件
2012.10.29 Monday
今日10時半から東電OL殺人事件の再審公判が開かれました。
65の傍聴席に対して260人が並んだそうで、無理かなぁと思いましたが珍しく当たりました。
で、傍聴してきました。報道されている通り、検察側も無罪主張。裁判は即日結審しました。
しかし、この公判の中で検察はゴビンダさんに対して、一言の謝罪もありませんでした。
彼らは無罪方向の証拠を明らかに隠していたにも関わらず、さらに暴力的な取り調べがあったとたくさんの人が証言しているにも関わらず、です。
公判の中身についてはまた、後日改めて報告しますが、公判終了後、弁護側がゴビンダさんのコメントを読み上げて下さいましたので、それを紹介します。
「今日12年ぶりに私の裁判がやり直され、検察官も私が無罪であると認めました。
私は12年前に無期懲役の判決を受けて、『神様やってない』と叫んだことは今も忘れられません。
私は無実であるのに人生の大切な時間を奪われました。
次回の判決の中で私を有罪にした裁判の誤りをきちんと認めてほしいと思います。
弁護団、支援者の皆さんありがとうございました」
逮捕当初はカタコトしか話せなかった日本語。ここまで語彙も豊富になりました。検察は、どれだけの時間をゴビンダさんから奪ったのか、想像をめぐらせるべきです。
謝罪するほどのことではないとお考えなら、これだけのネパール語を覚えるまで、ネパールで服役してはどうですか?
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