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(回答先: なりすましウイルスで「えん罪」 それでも2人が自白していたのは? (J-CASTニュース) 投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 10 月 16 日 20:08:30)
「パソコンの持ち主が容疑を認めた。遠隔操作など夢にも思わなかった」と本気で考えている警視庁幹部は、二つの理由で辞職したほうがいい。
一つは、なぜ、やっていない容疑事実を認めたのかという「反省」がないからである。
もう一つは、ソフトメーカーなど、ひとのパソコンを“遠隔操作”する主体と行為は膨大な数に上っている現実を理解している発言とは思えないからである。バージョンアップの誘いなど便利と思う人も多いだろうが、そういうOSを認めている限り、この種の事件は果てることがない。
覗き見されたり、自分のパソコンが知らないまま勝手に操作されているという自覚を持たないままインターネットを使っている人は、お人好しということになる。
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発信元を偽装、捜査の障壁に 警視庁「従来の手法効かず」
遠隔操作ウイルスは複雑化するサイバー犯罪捜査の難しさを改めて浮き彫りにした。「発信元」を容疑者特定のよりどころとしてきた警察当局が受けた衝撃は大きい。
「警察、検察をはめてやりたかった」。TBSに届いた犯行声明とみられるメール。お茶の水女子大付属幼稚園(東京・文京)に対する襲撃予告などへの関与に言及、真犯人しか知り得ない情報をちらつかせながら捜査当局を挑発した。
警視庁幹部は「パソコンの持ち主が容疑を認めた。遠隔操作など夢にも思わなかった」と頭を抱えた。同庁は9月、幼稚園襲撃予告事件の威力業務妨害容疑で福岡市の男性(28)を逮捕したが、その後ウイルス感染の形跡が判明し、東京地検は処分保留で釈放した。
警視庁は通信記録からインターネット上の住所にあたる「IPアドレス」を特定し、容疑を認める上申書の提出を受けた上で男性を逮捕。男性は一時「同居の女性がやった」と否認に転じたものの、女性が関与を否定している旨を伝えると改めて容疑を認め、「就職活動で不採用になり、むしゃくしゃしてやった」と供述したという。
横浜市の小学校襲撃予告事件で7月に逮捕された少年(19)は神奈川県警の調べに「何もしていない。不当逮捕だ」と容疑を否認。検察の取り調べには一転して容疑を認め、8月に保護観察処分となった。
警視庁幹部は「IPアドレスがただの『仮宿』になれば、従来の手法が通用しなくなる」と危惧。男性が供述を変遷させていた点については「捜査は適正だった」と強調するが、“容疑者”の背後にいる真犯人の存在は想定できていなかった。
警視庁はネット犯罪捜査の専門捜査員を投入し、「犯行声明」メールなどの解析を進めている。海外のサーバーを経由するなど捜査機関の追及を逃れる工夫が凝らされており、発信元の特定は難航が予想される。
捜査態勢強化へ警察庁緊急会議
遠隔操作ウイルスに感染したとみられるパソコンから犯罪予告メールが送られていた事件で、警察庁は16日、警視庁と大阪府警、三重県警の幹部らを東京都内に集め、緊急会議を開いた。
会議では警察庁の舟本馨刑事局長や岩瀬充明生活安全局長が捜査方針を説明。刑事部やサイバー犯罪を扱う生活安全部、パソコンなどのデータ解析を担当する警察情報通信部の幹部らに対し、犯行の手口に関する情報の共有など捜査態勢の強化を指示した。
所有者住所特定か パソコン乗っ取り
遠隔監視、攻撃対象選ぶ?「犯行声明」メールに記述
遠隔操作ウイルスに感染したとみられるパソコンから犯罪予告メールが送られていた事件で、犯行声明とされるメールの文面に、パソコン所有者の住所などを特定したうえで攻撃対象を選んだことをうかがわせる記述があることが16日、捜査関係者などへの取材で分かった。警視庁などは遠隔操作した人物が感染したパソコンを通じ、所有者の行動を観察しながら襲撃予告をしていた可能性が高いとみている。
捜査関係者などによると、TBSや落合洋司弁護士(東京弁護士会)に届いた犯行声明とみられるメールは、大阪市のホームページに7月29日、「ヲタロードで大量殺人する」と書き込まれた襲撃予告に言及。大阪府警が威力業務妨害容疑で逮捕した男性(43)=釈放=について、「(遠隔操作で)ある程度観察した」としたうえで、男性のパソコンの操作状況から「大阪に住んでいることが分かった」と記載している。
「真犯人」を名乗る人物は男性の住所に近い場所として大阪・日本橋の電気街として知られるヲタロードを「襲撃場所」として選び、書き込み指令を送ったとみられる。
メールはさらに、2ちゃんねるに転載された別の犯行予告についても「書き込みをした」と明かしている。この書き込みの際、遠隔操作したパソコンの所有者は「福岡のハローワークのサイトを見ていたので福岡在住だと分かった」が、「居住地を反映させる予告にはしなかった」としている。
メールでは大阪と三重の事件のほか、お茶の水女子大付属幼稚園(東京・文京)や横浜市の小学校の襲撃予告メールなど、4つの事件についても関与を示唆。「真犯人」を名乗る人物が遠隔操作で書き込みをしたのは、警察が把握していない書き込みなども含めると十数件に上る。
[日経新聞10月16日夕刊P.15]
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