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http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/121003/waf12100308590002-n1.htm
【姫路・工場爆発】
500度超の酸浴びる 防火服は炭化
2012.10.3 08:55
姫路市網干区の工場で発生した爆発火災現場と炎上した消防車両=9月29日4時12分、兵庫県姫路市網干区(本社ヘリから、渡守麻衣撮影)http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/photos/121003/waf12100308590002-p1.htm
兵庫県姫路市の化学工場「日本触媒姫路製造所」で37人が死傷したタンク爆発事故で、活動中に焼死した消防隊員の防火服が炭化していたことが2日、捜査関係者への取材で分かった。この防火服は500度の熱にも耐えられる特殊な素材でできていた。兵庫県警網干(あぼし)署捜査本部は、死亡した隊員らが500度以上のアクリル酸を全身に浴びたとみて当時の状況を調べる。
捜査関係者によると、亡くなった姫路市消防局網干消防署の山本永浩消防副士長(28)の防火服はほとんどが黒く炭化していたという。山本さんは製造所側からの通報後、最初に現場に到着し、タンクの西側約20メートル付近で放水準備中に爆発に巻き込まれた。
同市消防局に防火服を納入する大阪市内の専門商社によると、この防火服は耐炎・耐熱性に優れた特殊な「パラ系アラミド繊維」を使用。一般的に約500度の熱に耐えるが、それ以上になると炭化するという。
総務省消防庁の担当者は「状況や素材によって(炭化は)異なるだろうが、かなりの高温だったことは間違いない」としている。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/121003/waf12100308590002-n2.htm
日本触媒によると、爆発したタンク内の温度は、通常60度以下に保持。タンク内のアクリル酸は爆発前、物質同士が結合する「重合反応」が連鎖的に起こって異常な高温状態になっていたとみられ、捜査本部で原因などを調べている。
◇
日本触媒は2日、爆発事故を受け、池田全徳社長らが役員報酬を30〜10%返上すると発表した。期間は10月分から来年3月分まで。また、事故の損害額については製造所の設備損傷で50億円程度になるとした。
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日本の事件30
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