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我々がえん罪事件として知るものは実は氷山の一角にしか過ぎない。どれほど多くのえん罪犠牲者が国家権力による犯罪の元で泣き寝入りしているかを示す事例の一つがこれ。
<参照>
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<強姦冤罪>下着の体液、血液型は不一致 富山・国賠訴訟
毎日新聞 8月8日(水)19時56分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120808-00000078-mai-soci
富山県警による強姦冤罪(ごうかんえんざい)事件で、被害者の下着に付いていた体液を県警が鑑定した際、この事件で逮捕され服役後に無罪が確定した柳原浩さん(45)の血液型と一致しない結果が得られていたことが分かった。柳原さんが国や県などに約1億円の損害賠償を求めている国賠訴訟で、原告側の求めに応じ被告が資料を開示していた。原告側は富山地裁(阿多麻子裁判長)での8日の口頭弁論で、「無実を証明する重要な証拠だった」と指摘した。
柳原さんは02年1月と3月に女子高生を襲ったとして逮捕された。県警は1月の事件直後、被害者の下着に付いていた体液の血液型を鑑定したが、「不明」と結論付けていた。
鑑定結果は国賠訴訟で被告が開示した当時の捜査資料の中にあった。原告代理人の弁護士が鑑定結果を検討したところ、付着体液の血液型はA型かO型と推測されることが明らかになった。柳原さんはAB型で、代理人は準備書面で「なぜ血液型を判定すべく検査を進めなかったのか。作為的なものを感じる」と批判した。
県警は「鑑定は適正に行われた。意図的に隠そうとしたことはなく、体液の付着状況や量、体液の混合の可能性、被害者の血液型などを踏まえた上で、犯人の血液型の特定に至らなかった」としている。
柳原さんは逮捕、起訴されて富山地裁高岡支部で懲役3年の判決を受けて服役。仮出所後の06年、真犯人の自供で冤罪が発覚し、07年10月、同支部の再審で無罪が確定した。【成田有佳】
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最終更新:8月8日(水)19時56分
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