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オウム高橋逮捕 蒲田駅前 漫画喫茶で発見
http://gendai.net/articles/view/syakai/137062
2012年6月15日 日刊ゲンダイ
「死刑」恐れて17年間逃げ続けた男のあっけない最後
<菊地とは10年間「夫婦」>
逃亡12日目の逮捕劇となった。地下鉄サリン事件などで特別手配されていたオウム逃亡犯の高橋克也容疑者(54)がようやく捕まった。
15日午前8時半ごろ、東京・大田区西蒲田7丁目の漫画喫茶の従業員から「高橋克也に似ている男がいる」との通報が警視庁にあった。捜査員が9時過ぎに駆けつけたところ、「自分が高橋克也だ」と認めたために、蒲田署に身柄を移送した。警視庁は指紋などから身元を確認し、殺人容疑などで逮捕した。
3日夜に仲間の菊地直子容疑者(40)が逮捕されたことを知った高橋は、川崎市の勤務先の寮を出た後、逃亡を図った。川崎の信用金庫の窓口で現金238万円を引き出し、タクシーに乗ってJR川崎駅西口で降車する姿が防犯カメラで確認されたまま、足跡が途絶えていた。身柄を確保された際の高橋は、灰色のポロシャツに青いジーンズ、茶色の靴。黒縁の眼鏡をかけ、茶色の肩掛けのボストンバッグとビジネスバッグを持っていた。逃走直前に買った大型キャリーバッグは「捨てた」と供述しているという。
17年前の95年5月に特別手配された高橋は翌年11月まで埼玉県所沢市の教団アジトに菊地らと潜伏。捜査が迫ると、菊地と直前に脱出。その後は2人で10年間にわたって潜伏を続けた。当初は新横浜や川崎のラブホテルなどを転々、高橋が97年に実在する「櫻井信哉」の住民票を入手し、川崎市川崎区の建設会社に働くようになり、借り上げアパートに住んだ。菊地は「櫻井千鶴子」を名乗って夫婦を装った。
菊地は高橋寛人容疑者(41)=犯人蔵匿容疑で逮捕=と出会った07年春、そのアパートを出て相模原市の赤錆びたトタンの一軒家で暮らし始めた。
高橋は01年4月からは、「櫻井信哉」名義で川崎市幸区の社員寮に住み、土木会社で作業員として働いていた。
<VXガス事件などで逮捕状>
高橋克也は横浜市出身、1987年に29歳で出家した。平田信被告とともに松本智津夫死刑囚の身辺警護をする「SPS特別警備」に所属した後、「諜報省」に移籍。同省トップの井上嘉浩死刑囚の側近として、脱走信者の連れ戻しや情報収集にあたった。
95年3月の地下鉄サリン事件では、豊田亨死刑囚を日比谷線中目黒駅まで車で送ったとして、同年5月殺人未遂などの容疑で指名手配された。
目黒公証役場事務長の仮谷清志さんの逮捕監禁致死事件に関与したとして追加手配されたほか、東京都庁郵便物爆弾事件やVXガス会社員殺害事件でも、現場で実行犯に指示する役割などをしたとして殺人容疑で逮捕状が出ていた。
<従業員 朝5時ごろ気づく>
高橋がいたのは西蒲田の漫画喫茶「コミックガーデン」。FNNが店に取材したところによると、従業員は午前5時ごろ、店内に1人でいた客が高橋に似ていることに気がついたという。その後、午前8時半ごろ、従業員は偶然、警察官と話をする機会があり、「高橋に似た男が店にいるのですが……」と情報を提供した。それを受けて蒲田署から捜査員が駆けつけた。
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