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(書評)
犯罪は「この場所」で起こる (光文社新書) [新書]
小宮 信夫 (著)
http://www.amazon.co.jp/%E7%8A%AF%E7%BD%AA%E3%81%AF%E3%80%8C%E3%81%93%E3%81%AE%E5%A0%B4%E6%89%80%E3%80%8D%E3%81%A7%E8%B5%B7%E3%81%93%E3%82%8B-%E5%85%89%E6%96%87%E7%A4%BE%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E5%B0%8F%E5%AE%AE-%E4%BF%A1%E5%A4%AB/dp/4334033199/ref=cm_cr-mr-title
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5つ星のうち 4.0 「場所」だけが犯罪を起こすのか?−−犯罪は、脳と「場所」が起こす。, 2006/6/8
By 西岡昌紀 -(2006年6月8日)
この本は、社会学者の小宮信夫氏が、近年多発する、子供が犠牲と成る犯罪を中心に、犯罪が起きる場所に注目し、いかなる場所で犯罪が起きるのか?を分析した、一書である。
小宮氏は、犯罪の5W1Hに関して、「誰が?」「何故?」と言った事に注目する事は、犯罪の予防に繋がらないと考える。それよりも、「何処で?」に最大限注目する事で、はるかに効果的な犯罪の予防が可能に成る、と言ふ趣旨の議論を展開する。
小宮氏の分析は、具体的で、実践的である。現実に、子供が犠牲と成る事件がこれだけ多発する状況の中で、今すぐ出来る防犯対策は何か?と考えれば、小宮氏がこの本で提起した問題と提言は具体的であり、非常に価値の有る物である。
しかし、その反面、小宮氏が、犯罪の発生における「場所」の役割を余りにも強調して居ると言ふ印象は否めない。近年、犯罪における脳の役割が、次第に解明されつつある事を思ふと、小宮氏が、そうした犯罪における脳の問題を論じようとせず、ただ、「場所」の問題ばかりを強調して居るのは、何故なのだろう?と考えてしまふのは、私だけだろうか?−−小宮氏がこれだけ「場所」を強調して居るのを読むと、小宮氏は、「リベラル」的な心情から、犯罪における脳のファクターを認めたくないのだろうか?等と考えてしまふ。
そうした問題は有るが、犯罪予防の為に、この本は、極めて実践的な指摘を行なっており、多くの人々に読まれる事が期待される。
(西岡昌紀・神経内科医/大阪池田小事件から5年目の日に)
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