http://www.asyura2.com/11/nihon30/msg/171.html
Tweet |
3月7日に東住吉冤罪事件の再審申立に対する大阪地裁の判断が出る、との連絡が支援する会から届いたのは2月28日のことだった。
* 東住吉冤罪事件の概要についてはこちらを参照。 ⇒ 東住吉冤罪事件を支援する会のHP(http://www.jca.apc.org/~hs_enzai/)
それから10日間ほどはずっと今日が来るのを待ち望んでいた。もちろん再審開始決定が出ると確信していたからだ。
大阪地裁前に9時30分集合。9時45分に弁護団が決定を受け取るために出発。決定を受け取るのは10時。
再審開始決定の場合は「開始決定」と赤い字で書いて報告するとのこと。
10時を過ぎる。決定を受け取って弁護団が現れるのを今か今かと待っていると、正面出入り口から弁護団が…。そして支援者と報道陣が待ちかまえる真正面まで来て…。一斉に上がる、「やった、ウォー」の叫び。
報道写真もこの瞬間の熱気を伝える。私の姿もはっきりと認知できる。
申立人の一人である朴龍皓さんのおかあさんが喜びのインタビューを受けている。
さぁ、弁護団が記者会見を受けている間、われわれ支援者は大阪地裁の東にある弁護士会館で報告集会を開いて、弁護団の帰りを待とう。
会場に中村千恵子さん(国民救援会大阪府本部副会長)が昨夜描いた「おめでとう」の水彩画が。
そして朴さんのお母さんが「再審開始決定が勝ち取れたのはみなさんのおかげです」と喜びの弁を語っていく。進行役も含めて発言者はみんな声にウルウルが。
記者会見が終わって弁護士が勢揃い。
弁護団は今回の再審会決定について「裁判所が証拠を科学的、具体的に検討した結果で、立派な判断だと思う」と高く評価した。
集会の最後に弁護団への質疑があった。
国民救援会の前会長、山田善二郎さん(注)が「自白ついて決定は信用できないとしているが、任意性については言及していない。この点についてはどうか」と質問された。
これに対して弁護団から「記者会見でも同様の質問があった。改めて任意性について論じなくても自白の信用性を否定すれば、脅迫的、暴力的な取り調べなしにこのように信用性のない自白は得られないとの思いが裁判官にあったのだろう」との説明があった。
今後の取り組みの重点は大阪地検に抗告するなの大きな、そして広範な声を集中することだ。
(注) 日本の黒い霧−7 ”鹿地亘事件”
==============================================
弁護団声明が詳しいのはこちらの動画 ⇒
東住吉冤罪事件 再審開始決定の判断は高く評価できる
http://dai.ly/zhXYnZ
NHK、Asahi-TV、TBS、日テレは結合して一本にまとめてあるのがこちらの動画 ⇒
東住吉冤罪事件 大阪地裁で再審開始決定
http://dai.ly/xF8LsB
<参照動画>
東住吉放火えん罪事件/息子の無実を訴える母
http://dai.ly/pAK9DR
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
- 大阪地検への「即時抗告するな」の緊急行動を呼びかける。 gataro 2012/3/07 20:50:55
(0)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 日本の事件30掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。