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「2ちゃんねる」を強制捜査 覚醒剤書き込み放置の疑い 警視庁
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120307/crm12030707020003-n1.htm
2012.3.7 07:01 産経新聞
国内最大級のインターネット総合掲示板「2ちゃんねる」で、覚醒剤の購入をあおる書き込みを削除せず放置したとして、警視庁が麻薬特例法違反(あおり、唆し)の幇助(ほうじょ)容疑の関係先として、コンピューター関連会社「ゼロ」(札幌市)の本社を家宅捜索していたことが6日、関係者への取材で分かった。
不特定多数の書き込みが行われる掲示板の管理体制について、強制捜査が入るのは異例。警視庁はゼロを2ちゃんねるのサーバー管理会社とみており、麻薬取引など犯罪を助長する書き込みがあふれる2ちゃんねるの実態解明を進める。
警視庁はゼロのほかに、2ちゃんねるの問題のある書き込みを消す「削除人」数人の関係先も捜索した。削除人は通常ボランティアとされ、2ちゃんねるには100人余りが在籍しているという。警視庁は捜索対象の数人と2ちゃんねる側の関係についても調べる。
捜索容疑は、昨年5月7日、2ちゃんねるに「02−1万円+P」などと覚醒剤約0・2グラムと注射器(ポンプ)を1万円で販売すると書き込まれたにもかかわらず2ちゃんねる側は長期間放置し覚醒剤販売を結果的に助けたとしている。警視庁は同月、書き込みをして覚醒剤購入をあおった同法違反容疑で50代の無職の男を逮捕。2ちゃんねる側に書き込みの削除要請を再三したが、削除されない状況が続いたため、意図的な放置と判断して捜索に踏み切った。
ゼロは産経新聞の取材に「サーバー管理や書き込みの削除については一切関わっておらず、容疑に心当たりはない」としている。
■警視庁「健全性損なう」
サーバーを管理しているとされる会社が捜索を受けたことが6日判明した総合掲示板「2ちゃんねる」。その書き込みには、犯罪を促す書き込みがあふれている。警察や有害サイトの通報窓口「インターネット・ホットラインセンター」が要請を繰り返しても消えない書き込みも多く、警視庁は「ネット社会の健全化」のため捜査に踏み切った。
「ハッシュ(樹脂の塊)1g7000円 履歴の残らない郵便にて発送致します」。今月5日、2ちゃんねるにこう書き込まれた。ハッシュは大麻を表す隠語だ。だが、書き込みを削除するかは管理者側の判断で、当局は削除の強制を控えてきた。「表現の自由」を守るために、介入を避けるべきだと考えられてきたからだ。
2ちゃんねる以外の多くの主要ネット掲示板は、犯罪防止のため、当局の削除要請があれば積極的に協力してきたが、2ちゃんねるは放置するケースが目立っていた。「削除要請が無視されれば、犯罪を止める手段はなくなる。2ちゃんねるはネットの健全性を損なっている」。警察関係者はこう話す。
ネット上の犯罪は摘発が強化されてきた。他人のIDやパスワードを無断で使ってネットに接続する行為に対しては、平成12年に不正アクセス禁止法が施行された。昨年7月にはコンピューターウイルス被害に対応するため、ウイルス作成罪も新設された。
掲示板についても書き込む側の犯罪は何度も摘発されてきた。しかし、書き込まれる側の協力がなければ野放しになってしまう。
これまで“アンタッチャブル”だった国内最大級の総合掲示板。甲南大法科大学院の園田寿教授は「表現の自由は保障されるべきだが、犯罪行為や明らかな誹謗(ひぼう)中傷の放置は取り締まるべきだ」と話している。
■2ちゃんねる IT実業家の「ひろゆき」こと西村博之氏が平成11年に開設したインターネット掲示板。幅広い分野で匿名の自由な書き込みが行われ、利用者が激増した。名誉毀損(きそん)で提訴され、西村氏は複数回敗訴した。西村氏は21年、ブログで2ちゃんねるをシンガポール企業に売却したことを発表した。
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