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創価学会への損賠訴訟 矢野氏側取り下げ
2012/02/22
IZA http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/trial/546747/
この記事に関連するフォト・情報記事本文 元公明党委員長で政治評論家の矢野絢(じゅん)也(や)氏(79)=写真=が、手記の記載をめぐり、創価学会幹部から評論活動をやめるよう強要されたとして、創価学会などに5500万円の損害賠償を求めた訴訟で、矢野氏側が訴えを取り下げ、訴訟が終結していたことが21日、分かった。訴訟の終結は10日付。
訴状によると、矢野氏は「文芸春秋」に発表した手記の中で「学会と公明党は政教一致といわれても仕方がない部分があった」と言及。記載は単行本化の際に訂正された。
矢野氏側は、平成17年4月以降、複数の創価学会幹部から記載について非難を受けた上、「政治評論家をやめるべきだ」と迫られるなどし、不当に評論活動を中止させられたと主張。「表現の自由を侵す違法行為であることは明らかだ。多額の寄付も強要された」として、賠償を求めていた。
矢野氏側は同年5月に公明党の元国会議員らが自宅を訪れ、手帳を奪ったとして、元議員らに損害賠償などを求める訴訟も起こしていた。東京高裁は21年、「元議員らが矢野氏を脅して手帳を渡させた」と判断。矢野氏側の請求を退けた1審東京地裁判決を取り消し、元議員らに手帳の返却と300万円の支払いを命じた。
最高裁は元議員側の上告を退け、矢野氏側の勝訴が確定している。(以上転載)
(以下感想)
週刊ポスト2012年1月1・6日号に以下記事が出ていた。
やはり池田会長を表に出せない「ただならぬ状況」というのは、本当かもしれない。
◎創価学会幹部 「ポスト池田は現執行部による集団指導体制」(連載『化城の人』第1回より抜粋)
1930年に前身の教育団体、創価教育学会が誕生してから81年、戦後高度成長と時を同じくして爆発的に増やした信者数は、1000万人以上ともいわれる。創価学会という特異な宗教団体と池田大作というカリスマ指導者に迫った週刊ポストの連載『化城の人』。ノンフィクション作家・佐野眞一氏は、“池田会長重態説”についてこう綴る。(文中敬称略)
創価学会が不気味な沈黙をつづけている。池田大作名誉会長が公式の場から姿を消してすでに一年半あまり経つからである。東日本大震災に際しても、宗教団体のトップなら当然出すべきコメントも出していない。これはどう考えても、創価学会にただならぬ事態が起きている証拠である。いま池田大作の周辺には、不穏な噂ばかりが広がっている。
脳梗塞の後遺症による発語障害があり、完全看護の車椅子状態。認知症も進行し、大幹部の顔すら分からなくなっている……。池田大作重態説は日を追って真実味を増し、Xデーへのカウントダウンも始まったと言われる。
創価学会がトップの病状をひた隠しに隠すのは、いまに始まったことではない。二代目会長の戸田城聖は昭和三十二(一九五七)年十一月、肝硬変で病床に着いた。だがこれは極秘とされた。「聖教新聞」は翌年四月二日に五十八歳で急性心不全により死ぬまで、「かぜ気味」「流感にかかっただけ」「いまは全快」とウソをつきつづけた。
池田は二〇一二年一月二日の誕生日がくると、八十四歳になる。創価学会は本来なら盛大に誕生祝を行いたいところだろう。なにしろ学会員からは“生き仏”とまで崇められた人物なのである。
だが、誕生日を祝う場に池田大作が臨席することは、それこそ宗教的奇蹟でも起こさない限り、まず絶望的である。創立八十二年を数える創価学会は、創立以来の重大な転機を迎えている。池田大作亡きあとの創価学会はどうなるのか。入信歴四十年というある幹部は、絶対匿名を条件にこう語る。
「はっきりした予想は難しいけど、現執行部による集団指導体制になると思う。というのは、池田が以前から世襲制を否定しているからだ。池田がそう約束している以上、女房の香峯子や長男で創価学会インタナショナル副会長の池田博正にあとを継がせることは、いくらなんでもできない。
いまの執行部が『池田先生の教えではこうなっている』と、池田の遺した言葉を利用しながら指導していくしかないと思う。第一、池田の女房にしても息子にしても、池田のようなカリスマ性はない。カリスマ的会長は池田の時代で終わりだね」
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