http://www.asyura2.com/11/nihon30/msg/110.html
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神戸新聞記事は、実際には共同通信社の配信記事。大阪高裁の82号廷は傍聴者定員が40名。50数名が並んでいるところに時間ぎりぎりに共同通信社の通信員がやって来た。報道してもらうことも重要なので、10番目ほどに並んでいた私が入廷をゆずることにした。
記事にはもちろん書かれていないが、開廷してすぐに原告の一人、大橋豊さんが裁判長を「声が小さい」と一喝するなど、控訴審は端(はな)から気合いが入っていた。
最近では控訴審の98%以上が、第一回目で結審、二回目判決という流れ作業に堕してしまっているが、国会請願の調査嘱託を申し立て、裁判所に認めさせたことは重要である。
(写真はいずれも控訴審後に弁護士会館で開かれた報告集会から。大橋豊さん 立っているのは橋本敦弁護士=元日本共産党参院議員、右隣に順次、大橋豊さん、川崎義啓さん、安原清次郎さん)
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http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/0004696192.shtml
請願審査状況調査へ レッドパージ控訴審初公判
戦後、連合国軍総司令部(GHQ)の占領下で共産党員や支持者らが職を追われた「レッドパージ」で、神戸市内の男性3人が国に名誉回復と補償を求めた国賠訴訟の控訴審初公判が20日、大阪高裁(西村則夫裁判長)であった。原告側は「国や国会が被害救済をどう検討したのかが明らかにならない限り、不作為か裁量の範囲かは判断できない」として、被害者らが21回にわたって国会に提出した請願の審査状況などを調査するよう申し立て、採用された。
原告は北区の川崎義啓さん(95)▽兵庫区の安原清次郎さん(90)▽西区の大橋豊さん(81)。5月の神戸地裁判決は、レッドパージを「GHQの実質的な指示によるもので超憲法的」と判断。国に救済義務はなく、補償も「国会の裁量」と退けた。
これに対し原告側は、証拠として新たに専門家の意見書を提出し「日本政府は積極的に賛成し、GHQとの『共犯責任』は明確」と主張。さらに「人権侵害が現在まで継続している不当性を判断していない」として判決取り消しを求めている。
この日は原告3人が意見陳述し、川崎さんは「人間として生きる権利、働く権利を奪われた。人間ひとりの考え方や思想を抹殺する政治は不当だ」と訴えた。
第2回弁論は3月16日に開かれる予定。
(2011/12/20 21:06)
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