http://www.asyura2.com/11/music4/msg/778.html
Tweet |
この映画そのものについての評価に関して、
私は、あまり興味を感じないが・・
冒頭のシーンについては、
戦争の本質、戦場の本質、欧米人前線兵士の心理の本質と
前線の上官の心理の本質を
表現している。
それは以下のようなシーンのことである。
敵が大勢、大量の銃器を構え、狙撃兵よろしく、
こちらを虎視眈々とうかがっている。
その中で、上官は、前線の兵士達にライフル1本担いで、
無謀にも、敵に立ち向かえ!進め!進め!走れ!突撃!とやるのである・・
当たり前であるが、
ほとんどの、兵隊が敵の狙撃隊に確実に撃たれ倒れる。
それを、目撃した兵士たちは、恐怖と(自分も間違いなく犬死するだろう予測から)
どうしようもなくなり、逃げるように引き返す・・
その逃げるように、引き返してきた味方の兵士を、
あろうことか、上官が狙い定めて撃ち殺す・・
(上官の命令違反と言うことか・・)
前線の兵士は、行くも地獄、帰るも地獄・・
生き地獄とは、まさにこのことである。
この兵士たちは、最初から犬死する運命に
あったのだ・・と気付くのであるが・・
話はそれるが、私の友人で、
馬術の修行で5年間イギリスで学んだ
友人がいるが、
彼がイギリスにいた時に、
イギリス人にイギリス人の本当の戦争観を聞いてみたそうだが、
彼らの戦争観は、映画「スターリングラード」の冒頭の
シーンそのものだそうだ・・。
その聡明なるイギリス人曰く・・
戦争なんてくだらんよ・・
下っ端の兵士が、大勢殺され、
戦争を仕掛けた銀行家が利する
政治家なんて、銀行家の家来だからね・・
イデオロギーやら宗教なんて、
大衆を騙す為の道具でしかないんだよ・・
銀行家の仕事は、我々一般人を
いかに騙すか・・それにつきるんだよ・・。
わかるだろ?
と、あっさり、言われたそうです・・
まあ、それは、いいとして、
さあ、レッスン!レッスン!
で、その、話は終わったそうです。
数え切れない戦争を経験してきた
イギリス人の戦争観は、本質を見抜いてます。
わが国で、日常の会話の中で、
戦争や銀行家の本質をこうもあっさり、
言ってくれるような、人物って、
あまりいないと思いますが・・
わが国の特攻隊やバインザイクリフに代表される
最後も悲惨の極みだが、彼らのそれも、悲惨の極みである。
その映画のサウンドトラックをどうぞ・・
ジュード・ローも実はそのイギリス人である。
Enemy At The Gates Soundtrack Suite (James Horner)
http://www.youtube.com/watch?v=CyL7m16U9wg&feature=related
Kuraia - Birakari - Enemigo a las Puertas.avi
http://www.youtube.com/watch?v=OF-BksSMpBQ&feature=related
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。