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「二十日鼠と人間」1992年
この原作もスタインベック、しかし、原作は読んでいない。この作品を知ったきっかけは、海外ドラマ「LOST」の中で登場人物のソーヤーがこの作品について触れていたから、興味をもったのであるが、原作を読む時間もないので、DVDを借りてきて家族で観たのであるが、くどいようだが、当時のアメリカ人の醜悪さがこの映画にも見事に描かれている。詳しいストーリーは書かない。
映画はゲイリー・シニーズの製作、監督、主演、ジョン・マルコヴィッチ出演。この映画を観て、確かに原作のよさにも助けられてはいるが、ゲイリー・シニーズの監督としての力量も評価に値すると思った。それにしても、ゲイリーもジョンもそれなりの役者だが、個性が強い俳優である。
この映画では、「殺し」というシーンがいくつかでてくる・・
まず、兄貴が知的障がい者の弟(正確には不明)のかわいがるネズミを殺す。
次に、彼らが牧場で友達になった老人の愛犬を、「臭い」という理由だけで、簡単に銃殺してしまう心ない男が登場する。
後で、老人は、あんな男に殺されるくらいなら、いっそ、あの愛犬は俺が殺しておけばよかった。今、俺は、あの男に自分の愛犬を殺させたことについて後悔していると、告白する。
そして、「怒りの葡萄」と、似たような場面がでてくる。過酷な牧夫の生活の中で、ある日、その老人と、兄弟で、金を貯めて、牧場を経営しようという夢を語る。生きる喜びと、生きる目的を見つける三人・・。
(このシーンは「怒りの葡萄」カリフルニアの農園で幸せに生活しようという場面と重なる)
しかし、そんな彼らに、やがて、予期せぬ悲劇が訪れ、兄弟は牧場を脱走。兄貴は足手まといの知的障がい者の弟を自分の手で殺す。
Of Mice and Men - movie - part 1 of 11
http://www.youtube.com/watch?v=tDmuSo3FMns&feature=related
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