＞アニタとマルチェロのうん十年後・・見事・・な老け具合です・・

笑わせて貰いました。
ホント見事。
人に歴史アリだね。
だからイタリアでは、嫁をめとる時にゃ、
その娘のオカン（未来像）と会ってからにしろ、って言うんだよね。
どんな見目麗しき乙女も必ず巨大化するもんね。（笑）

でも、このアニタ嬢（ド〜ンと来いの方）、あたしゃ好きだな。
中年以降のソフィア・ローレンもそうだけど、存在感あってさ。
なんか土偶の美を感じる。

あの長い映画で・・
あのおぞましい、エイの登場で、
終わっていたら、救いようのない映画になっていたかもしれませんが・・
あの美少女の笑みで救われた観客も多いのでは・・と
思っています。

マルチェロ達の住むあのだらしない世界・・
あの可憐な少女の住む世界・・

結局、マルチェロは、
少女の言葉を飲み込む（聞くことができず、触れることができず）ことなく、
だらしない仲間とだらしない世界に帰っていく・・

あの可憐な少女のうん十年後・・？
もマルチェロとやってほしいけど・・
あの可憐で理知的な少女も巨大化してますかね・・

そういえば、あの映画には、
ベルベット・アンダーグラウンドに
一時参加していた「ニコ」が「ニコ」という
名前で出演していました・・
この人も、この頃はモデルをやっていたとか・・
その後は、陣中見舞いさんの言う「オカン」状態になり、
太ってしまったとか・・

＞どんな見目麗しき乙女も必ず巨大化するもんね

欧米では女性が巨大化することを肯定的に
とらえて、more to love
（愛すべき部分が増える）
と喜ばしいこととするそうです・・

＞土偶の美

たぶん女性の本質だと思います

ソフィア。ローレンも
マルチェロと共演しましたね・・

大竹しのぶが、
ソフィアローレンに、
「私は、役柄で、貧乏人の役をやっていると、
なんだか、さびしい気持ちになって、落ち込んでしまうんですけど・・
ソフィアさんは、そういった役をやる時は、
さびしい、暗い気持ちになったり、しないんですか？
もし、そんな気持ちになったらどうやって克服するんですか？」

なんて、役者魂欠落症のような質問を
あの大女優に真顔で聞いていました・・
ソフィアの回答
「私は、貧乏人の家庭に生まれたから、
そういった役柄は、私のおはこなの・・
だから自分そのもので演技できたから、
暗い気持なんかにもならないし、
待ってました・・という感じよ！」

大竹・・
「・・・・・」
そのソフィアの回答に困惑し・・
愚かな質問をしてしまったなあ・・という後悔の念の表情・・
同じ女優としての、
器の違いを痛感してるような表情・・でした。

ヨーロッパのたたき上げの女優と・・
どっかのお嬢さんだった（これは不明）日本の女優の
基本的女優魂の違いを感じました・・