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2012年 1月 29日(日曜日) 17:12
英紙、「イラン核問題に関する西側の発言は虚偽」
イギリスの新聞インディペンデントが、「アメリカおよびイスラエルを筆頭とする西側諸国は、イラン核問題について虚偽を述べている」と報じました。
インディペンデント紙の中東専門記者パトリック・コックバーン氏は、記事において、「西側諸国とイスラエルの目的は、イランの現体制を転覆させることであり、イランの核活動を巡る彼らの主張は、虚偽以外の何物でもない」としています。
コックバーン氏の記事によれば、「アメリカとイスラエルの政府関係者らは、イランと自国の間に生じた危機の解消には全く関心がなく、彼らの狙いはイランの現体制の転覆にある。西側諸国は、イランと対立する上で国際世論の支持を取り付けるために、虚言を発し、メディアや世論を都合のよい道具として使っている」とされています。
インディペンデント紙はさらに、「イランの核計画を危険なものとして誇張しようとする西側の小細工は、これらの国々がイラク攻撃前に、イラクに存在する大量破壊兵器の問題を針小棒大に語っていたことと酷似している」としています。
そして、「西側やイスラエルの政界は、イランが核兵器製造を決めているか否かについて確信が持てていないにもかかわらず、イランによるこの種の兵器の製造は、イスラエルや世界にとっての危険要素であると吹聴している」と報じています。
コックバーン氏はまた、この記事において、「イラン核問題を巡る下準備は、イラクへの軍事攻撃に踏み切ろうとしていた西側の工作に酷似しており、当時、イスラエルと在米シオニスト・ロビーが、イラク攻撃に向けて同盟を主導していたのと同様に、彼らは今やこの対イラン連合を主導することで、イランの現体制を攻撃の矛先に据えている」としました。
そして、「アメリカの新保守主義者や、同国上院におけるイスラエル寄りの議員は、この危機を解消する唯一の手立ては、イランの現体制打倒だと考えている」とした上で、「ブッシュ前大統領の指令により開始された対イラン機密作戦は、今なお継続されており、オバマ現大統領は、2008年に秘密の声明に署名することで、テログループ・リーギーといったイラン反体制組織の活動への支援に4億ドルを充当した」と結びました。
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