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2012年 1月 25日(水曜日) 15:50
インド、金によってイラン産原油の代金を清算
インドが、米ドルを廃止し、金によってイラン産原油の購入代金を支払います。
プレスTVが伝えたところによりますと、インドは、原油取引の決済から米ドルを廃止した初めての国として、イラン産原油の代金を金で支払うことに合意したことを明らかにしました。
シオニスト政権イスラエルのニュースサイト・デブカが伝えた報告によりますと、インド政府の高官は匿名で、中国も同じプロセスを踏むことが予想されると述べています。
インドと中国は、イランから日量およそ100万バレル、つまりイランの原油輸出量250万バレルの40%を購入しています。
インドと中国は、いずれも金の豊富な埋蔵量を有しています。
この報告では、インドと中国が金によってイランから原油を購入することで、イラン政府は、イラン中央銀行の資産凍結と、EU外相理事会が23日月曜に合意したイラン産原油禁輸制裁を回避することが出来るとしています。
EUは現在、イラン産原油の20%を購入しています。
専門家らは、「この取引に金が幅広く用いられるようになれば、世界市場で金の価格が高騰し、代わりにドルの価値が下落することが予想される」と述べています。
この報告ではさらに、「インドの使節団が先週、原油代金の支払い方法を協議するためテヘランを訪問した。両者はこの会談で、イラン産原油の代金支払いについて、一部を日本円で、また一部をインドルピーで行うことに合意した。しかし、両者は金によってイランの原油を購入することに関しては触れなかった」としています。
インド政府は、この取引を両国の国営銀行を通して行うということです。
アメリカのオバマ大統領は、2011年12月31日、イラン中央銀行と取引を行う企業に制裁を課すとする新たな対イラン中央銀行制裁に署名しました。
EU加盟国の外務大臣らも、23日月曜、ベルギーのブリュッセルで行った会議で、イランの平和的核開発を停止するため、イラン産原油禁輸制裁の実施に合意しました。
これらの制裁によって、即時にイランと新規の石油契約を結ぶことは出来なくなり、EU各国にあるイラン中央銀行の資産は凍結されます。
こうした中、イランは、これらの制裁は世界市場における原油価格の高騰というマイナスの結果を招くものだと警告を発しています。
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