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2012年 1月 25日(水曜日) 17:40
テヘラン大教授、「イラン制裁の目的は、世界の支配」
テヘラン大学のマランディ教授が、「制裁における西側の標的はイランではなく、これらの制裁の根本的な目的は、西側が世界の他の地域を支配することにある」と述べました。
マランディ教授はプレスTVに対し、「アメリカとそのヨーロッパの同盟国は、一つは軍事力の点で、もう一つは世界のより多くの石油の支配という点で、二つの主要な力と見なされる」とし、「中東地域の多くの独裁政権はアメリカ側の陣営にあり、アメリカ政府の緊密な同盟国と見なされる」と述べました。
マランディ教授は、中国は2つの重要な友好国リビアとスーダンを失っているとし、「したがって、もしアメリカがイランの立場を変更させることが出来たなら、アメリカは世界の石油の産出量をさらにコントロールすることが出来、中国とインド、その他の国々は、非常に困難な状況に置かれるだろう」と述べました。
政治問題のアナリストでもあるマランディ教授は、続けて、「基本的に彼らが行っているのは、独立国としてのイランの主権を標的にすることであり、このことはある程度、アメリカとヨーロッパの同盟国が、中東や世界各地で没落しようとしているという事実と関わりがある」と述べました。
マランディ教授は、中国、イラン、ロシア、インド、ブラジル、南アフリカ共和国といった新興国は、これまでにも増して重要性を有していると表明しました。
EU加盟国の外務大臣らは、23日月曜、イラン産原油禁輸制裁とイラン中央銀行の資産凍結について、「イランを核問題の協議に復帰させるため、イランに圧力を行使する」として合意に達しました。
フランス、ドイツ、イギリスも23日、これらの制裁が可決された数時間後、声明を発表し、イランに協議の用意がある場合、彼らもその意向があることを表明しました。
こうした中、この声明ではイランに対し、主要な核活動を即時停止し、自国の国際的な責務に完全に従うよう要請されています。
EUが対イラン制裁を可決したことを受け、イラン外務省は声明を発表し、「イランに対する
EUの最近の声明は、非論理的で正当化できないものだ」と述べています。
イランは23日月曜、「イランは、この非原則的な動きを非難し、国際的な法と規定、そして相互尊重という原則に基づき世界各国と関係を整えるという自らの責任ある政策を改めて強調するとともに、EUによる決定は、ヨーロッパや他の国の人々に好ましくない影響と結末をもたらすものとなるだろうと考えている」と表明しました。
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