http://www.asyura2.com/11/lunchbreak51/msg/554.html
Tweet |
学業成績至上主義で育った中国人女子大生の素顔 日中や日中大学生の違い 中国の大学生は勉強ばかりして、社会経験が乏しい
http://www.asyura2.com/09/china02/msg/868.html
投稿者 sci 日時 2011 年 10 月 28 日 02:23:54: 6WQSToHgoAVCQ
http://diamond.jp/articles/-/14624
小畑重和 [(株)トランセンド アジアHRプロジェクト顧問]
両親・先生からの期待を背に農村から都会へ!
学業成績至上主義で育った中国人女子大生の素顔
皆さん、こんにちは。自分で言うのもなんやけど、「採用の神さま」小畑重和です。
先週の中国人大学生のバックグラウンド考察はいかがでした?まず、簡単におさらいをしておきましょう。
中国の新人類、「80後世代」
「80後世代」とは、1980〜1989年に生まれた世代を指し、およそ2億人の人口を誇ります。80後は「パー・リン・ホウ」と読みます。 一人っ子政策のなかで生まれ、親の愛情を一身に受けて育ったため、わがままで公徳心に欠けるなどと批判される一方、「211工程」(全国から選んだ100近くの大学に対して重点的に投資をする)により、現代的な高等教育を受けた最初の世代です。
北京大学に並ぶ中国の名門・清華大学の旧校門
ただ、これらの政策により、大学生の数は2000年度から2009年度までで約7倍の約700万人に激増。それに伴い、中国の大学生たちは就職難に喘ぐ ようになりました。彼らは厳しい就職難に打ち勝つためにも、大学進学に至るまで非常に激しい競争にさらされているのです。
今回は、先週ご紹介した中国人の学生生活を、清華大卒(※注@)、現在は日本の大学院に留学しているCさん(25才女性 江蘇省出身)のインタビューとともに振り返ります。
良い成績だと先生に好かれ、親の誇りに!
「学業成績至上主義」の小学校〜高校時代
Q.幼稚園・小学校時代は、どんな子どもでしたか?
母が大都市と大学に強い憧れを持っている人で、小さな頃から「大きくなったらいい大学に入って、この農村から脱出しろ」とよく言われていました。
学校では、成績がよければ、先生に好かれると分かり、いい成績を取ろうと頑張っていました。小学校時代は6年間クラスの班長を務め、先生の指示をクラスメートに教える伝達役でした。部活は、創作ダンス部に入っており、賞を取るために仲間とがんばった記憶があります。
とはいうものの中国の学校では、体育ができる子ではなく、成績のよい子が注目されます。また、先程もお話したように、そういう子達は先生に好かれ、クラスをリードする班長に指名されることがしばしばです。これが親の大きな自慢になりますから、私も頑張っていました。
次のページ>> 高校から寮生活に!一層過酷になる受験戦争
Q.中学校時代は、どうでしたか?
班長を務めるほか、学生会会長にも立候補し、20人の立候補者のなかから当選しました。大きなイベントの司会なども務めました。でも、実際は先生から言われてやったことが多く、自分の提案はほとんど却下されました。また、勉強のために、部活は禁止されていたため、創作ダンスもやめました。
その当時は、地元の進学校に入ることが夢でした。「吃得苦中苦、方為人上人」(人並み以上の苦労をしたからこそ、人並み以上のエリートになれる)が座右の銘で、朝から晩まで勉強していましたね。成績は常にトップでしたが、一時成績ランクが落ちたことがあり、母にすごく怒られました。
やはり中学でも、成績のいい生徒が一番評価されます。ただ農村部と比べて、都市部の中学校の雰囲気は少し緩やかなため、中学時代に思いっきり部活をやっている人もいたと大学入学後、初めて知りました。
Q.高校時代は、さらに勉強が厳しかったのではないですか?
「入学試験以外のことを考えるな」「いい大学に入れば、何でも得られる」と、毎日親や先生に説教されていました。それをまじめに受け取り、ひたすら勉強の毎日です。また、クラスの成績ランキングが毎月発表されるので、常に激しい競争環境に置かれています。だから、負けず嫌いになったのかなとも思いますね。
ちなみに、高校から1部屋10人の寮生活が始まりました。ルームメイトとの喧嘩と仲直りを繰り返しているうち、人との接し方を模索していました。当時のルームメイトとは、今でも大親友です。実際、私だけではなく、ほとんどの高校生が寮生活を経験しています。厳しい勉強が続く毎日。寮に戻って、ルームメイトと流行の雑誌を読んだり、音楽を聴いたりする時間が、唯一のリラックスの時間でした。
そして、高校でも3年間、班長を務めていました。高校2年のとき、クラスのみんなで学校の「合唱大会」に参加し、2ヵ月近くの練習が実を結び、1位を手に入れた思い出もあります。勉強で忙しい日々の中で、リーダーシップを体得したと思っています。
猛勉強しないと大学も卒業できない!?
初めての自由時間を充実して過ごす中国の大学生
Q.大学時代は、高校までと生活は変わりましたか?
次のページ>> 大学生でも、朝6時から12時まで猛勉強するのが当たり前
自分よりずっと頭のいい人がこの大学には山ほどいることに気づき、一時はとても落ち込みました。ですから1、2年は周囲に負けないよう、朝6時から12時まで猛勉強でした。
ただその後、勉強する能力はこの大学に入学できた学生なら全員が持っているかもしれませんが、私にしかない能力、「観察力」や「コミュニケーション能力」こそ自分の強みだと思うようになりました。そこで、3、4年の時は、キャンパスの外に出て、貧困地区でのボランティアや、日本企業でインターンをしたりして、自分の強みを生かすようにしました。
そして、2006年10月から2007年9月まで日本に留学し、カルチャーショックを受けながらも、小学生との交流会、ホームステイ、日本の祭りなど、できるだけ多くのことを体験しました。それがきっかけで、日中の違い、日中大学生の違いについても少し考えるようになりましたね。
Q.日中や日中大学生の違いとは、例えばどんなことがありますか?
日本では、トップ校の大学生でも政治に無関心
中国トップ校の大学生は、場所を問わず熱く語る
日本の大学生はバイトばかりして勉強しない
中国の大学生は勉強ばかりして、社会経験が乏しい
日本の大学生は友達を大事にする
中国の大学生は恋人を大事にする
こんな違いがあるなと思いました。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。