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2011/11/17 10:00
http://netallica.yahoo.co.jp/news/238897
<対策を急げ!東北電の電力不足が追い打ち>
この冬はモーレツに厳しい寒さとなりそうだ。気象庁は先週末、太平洋の赤道域に異常気象の原因となる「ラニーニャ現象」の発生を確認したと発表した。ラニーニャ現象が発生すると、厳寒・豪雪の傾向が強まる。昨年夏から今年春にかけて発生したばかりで、東北・北陸に記録的な豪雪をもたらす要因にもなった。
そこで心配なのが、大震災の被災地の冬支度である。仮設住宅の防寒対策が遅れているのだ。特に宮城県は深刻で、壁の断熱材を厚くし、窓ガラスを二重にするなど防寒対策を整えた住宅は、まだ2割程度。国が市町村任せにしたツケで対応が遅れ、全住宅の防寒対策が年内に間に合わない恐れもある。
「対応の遅れに業を煮やし、自腹を切って独自の寒さ対策に乗り出す入居者も出始めています。ただ、10万円もかけて断熱材や暖房器具などをそろえても、厚労省の役人は『現物給付が原則で、戸別の対策は補助できない』の一点張り。だったら、早く寒さ対策をしてくれよ」(宮城の仮設住宅入居者)
さらに「冬の節電」が追い打ちをかける。東北電力管内の発電所は震災に加え、7月の福島豪雨でも被災し、12月には71万キロワットの電力不足が生じる。不足分は東電と北電からの融通で補う方針だが、東北電は具体的な融通の見通しは「交渉中」として明かそうとしない。計画停電回避に向け、被災地に節電を呼びかけるのは必至だ。
「棟続きの仮設住宅では、火災発生時の延焼を恐れて石油ストーブの使用禁止の場所も多い。節電のため、エアコンや電気カーペットの使用まで制限されたら、布団にくるまって生活するしかありません」(福島の仮設住宅入居者)
凍死者が出る前に、野田内閣は仮設住宅の防寒対策を急げ!
(日刊ゲンダイ2011年11月14日掲載)
2011/11/17 10:00 更新
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