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熱血!与良政談:劣化防ぐための議員削減=与良正男 (毎日新聞)
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投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 10 月 20 日 02:53:07: igsppGRN/E9PQ
熱血!与良政談:劣化防ぐための議員削減=与良正男
http://mainichi.jp/select/opinion/yora/
毎日新聞 2011年10月19日 東京夕刊
「1票の格差」是正問題をきっかけに衆院選挙の見直し論議がにぎやかになってきた。100%完璧な選挙制度はないと思うから、今の小選挙区比例代表並立制が妥当かどうか、絶えず検証するのは当然だ。でも、その前に少し頭の整理が必要だ。
見直しを求める声の一つに「今の制度になって政治の劣化が進んだ」というものがある。「中選挙区制に比べ、小選挙区制は現職でも次は落選する恐怖心が強いから、議員は自分の選挙のことばかり考えている」とか、「選挙区の範囲が小さくなって政治家は小粒になった」とか。
否定はしない。新聞も「それが政治改革だ」とばかりに、小選挙区の効用として「政党本位」「政策本位」を強調し過ぎたきらいがある。結果、候補者本人の能力や資質、人となりといったものがおろそかになってしまった。そんな反省が私にはある。
だが、それは選挙制度の欠陥だろうか。政党の候補者の選び方に問題があるからではないか。では中選挙区のように「指定席」に安住できる政治家が増えればレベルは上がるのか。一方、全面的に比例代表制にすれば1票の格差は基本的に解消されるが、個々の候補者選びはますます政党に委ねられる。それほど信用できるのか。
政権が行き詰まれば、別の政党が政権を担う。現行制度が導入されたことで、政権交代という当たり前のことが起きやすくなったのは事実だろう。そう考えると、抜本的に選挙制度を変えるのは、まだ時期尚早ではないかというのが私の結論だ。
まず取り組むべきは1票の格差是正であり、次に優先順位が高いのは参院も含めた国会議員の削減だと思う。
例えば衆院は今の480人から100人くらい減らせないものか。
かといって私は民主党がいうように比例だけ大幅に減らすのには反対だ。大政党が二つあればいいとは思わないからだ。よって小選挙区と比例代表の割合は今とほぼ同じにして定数全体を大幅削減する。小選挙区は当然、1票の格差を抑えながら、選挙区を大きくするなどして全面的に区割りを見直す。そんな方法はどうだろう。
現職や今の小選挙区で出馬準備している人は猛反対するだろう。しかし、そのくらい自らが身を削らないと国民は納得しない。何より「少数でも精鋭」を目指すのが政治の質を高めるために有効だと思う。(論説副委員長)
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