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温首相「パイプライン価格で完全合意」成果強調―中ロ首相会談
Y! 【政治ニュース】 【この記事に対するコメント】 2011/10/12(水) 10:47
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ロシアのプーチン首相は11日に中国を訪問、北京で温家宝首相と定期会談を行った。双方はエネルギー協力問題をはじめとする複数の分野の協力文書に署名し、友好ムードが際立った会談となった。中国国際放送局が伝えた。
■中露関係 - サーチナ・トピックス
今年は「中ロ善隣友好協力条約」締結10周年にあたり、6月には胡錦涛国家主席がロシアを訪問、両国の関係強化を宣言するなど「中ロ関係にとって特殊な意味を持つ年」であると紹介。「共通認識をどう実行していくかが今回の会談の焦点だ」とした。
重点分野とされつつも双方の提示価格に相違があり頓挫していたエネルギー協力問題で進歩がみられた。温首相は会談後の会見で「パイプライン原油貿易価格で完全一致に達した。相互利益の原則に基づく石油、天然ガス分野での協力推進も決定した」と語った。
温首相はさらに宇宙航空、石炭、電力、国境間インフラ設備、水利、農業、環境保護などの分野で協力を強めること、相互投資やハイテク技術協力を進めることも明らかにした。
プーチン首相も中ロ間の経済貿易協力について「2015年には貿易額1000億ドル、20年には2000億ドルに達する条件を持っている。アメリカやEUが経済危機を迎える中、双方の協力は世界経済に安定的な貢献を生み出すだろう」と自信を見せた。
会談では経済貿易協力のほかに、文化交流に関する行動計画制定などでも合意に達した。(編集担当:柳川俊之)
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