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際立つ小沢氏と角栄氏の違い 永田町・霞が関インサイド (zakzak)
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投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 10 月 04 日 11:22:35: igsppGRN/E9PQ
際立つ小沢氏と角栄氏の違い 永田町・霞が関インサイド
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20111004/plt1110040804001-n1.htm
2011.10.04 夕刊フジ
民主党の小沢一郎元代表の機嫌が悪いという。9月27日、東京・赤坂2丁目にある小沢氏の個人事務所で会った山田正彦元農水相に対し、「あんな判決あり得ないよな」と吐き捨てるように語ったという。
当然である。筆者を含め、メディアや政界関係者が「無罪判決」を予想していた、小沢氏の資金管理団体「陸山会」の土地取引に絡み、政治資金規正法違反(虚偽記載)罪に問われていた石川知裕衆院議員(無所属)ら小沢氏元秘書3人を有罪とした東京地裁(登石郁朗裁判長)の26日の判決が、中堅ゼネコン・水谷建設による裏献金1億円も認定したからだ。
そして、予想外の元秘書有罪判決というマグニチュード8級の激震が民主党内の小沢グループを直撃した。同グループの当選2〜4回生の「一新会」はともかく、09年夏総選挙で初当選を果たした「北辰会」メンバーの動揺は大きい。
先の民主党代表選で、海江田万里前経産相を擁立・敗北によって小沢氏の党内求心力の陰りが指摘されていた。この有罪判決が今月下旬に始まる小沢氏自身の裁判へ与える影響も取り沙汰されているからだ。
自民、公明党など野党が元代表の証人喚問を求めているが、野田佳彦首相は判決翌日の衆院予算委員会での答弁で慎重な姿勢を示した。
では、小沢氏の今後にどのような展望があるのか。まずは、政治の師匠である田中角栄元首相との比較で見てみよう。
小沢グループもかつての自民党田中派(木曜クラブ)も約120〜130人。しかし、小沢氏は代表選で負け、角栄氏は総裁選に勝った。その違いはどこから出てくるのか。
「田中さんは他派閥の総裁候補・領袖を担いで総裁選に勝利した。78年の大平正芳、82年の中曽根康弘、話し合いでも80年の鈴木善幸と常勝だった。しかし、小沢さんは昨年は自分が出馬し敗退、今回は代表候補とはとても言えない海江田で敗北した」(小沢氏を熟知する元自民党国会議員)
角栄氏は福田赳夫、三木武夫と政敵は多かったが、闇将軍として君臨し、勝負に勝った。大平、中曽根氏など国民にも総裁・首相候補として通用する政治家を擁立したことが力の源泉だった。
ここが小沢氏の最も悩ましいところだ。
では、来年4月に「無罪」判決を得て9月の代表選に自らが出馬、代表・首相を目指すのか。それとも角栄氏に倣って勝機のある誰かを探し、担ぐのか。残された時間は少ない。(ジャーナリスト・歳川隆雄)
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