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野田佳彦首相と番記者は、大平正芳元首相流に「どじょう」の後を追う「金魚のフン」が似合っている
2011年10月01日 00時19分57秒 | 政治
◆野田佳彦首相が、首相番記者との「ぶら下がり会見」を拒否して、「沈黙」を続けていることが、批判の的になっている。国民に対する「窓」でもある首相番記者との「ぶら下がり会見」を避け続けるのは、実にもったいない話である。さりとて、首相番記者から浴びせられる「引っかけ質問」や同じテーマの「連続質問」などで失言をしてしまうのも危険である。だから、「無言」ということになるのだか、この「無言」を続けるのは、もっと危険である。国民へのアピールを避けていると、国民との距離が広がりすぎてしまい、親近感を持たれなくなり、それがいつしか、批判や非難へとえスカレートして、国民的支持を失う結果を招く。菅直人前首相が失敗したのは、失言を余りにも恐れて、臆病になったことが最大の原因だった。市民派らしさを失い、自分の言いたいことをだけをしゃべって、記者団からの質問を一切受け付けなくなり、最後には墓穴を掘ってしまった。それは、番記者の共感を失い、かえって批判、非難を招き、早期退陣を求める声に、記者団を同調させることになったのである。
◆野田佳彦首相は、小泉純一郎元首相が始めた「ぶら下がり会見」にこだわらない方がよい。「ワンフレーズ・ポリティクス」と言われたように当意即妙に記者団の質問に答えるには、小泉純一郎元首相のキャラクターを真似しなくてはならない。歌舞伎やオペラなどの演劇を好み、政権維持まで、脚本づくりの技術を応用して、成功したいわゆる「曲者」の小泉純一郎元首相と同じように振舞おうとするのは、所詮無理な話である。
聞くところによると、野田佳彦首相は、大平正芳元首相や小渕恵三元首相を模範にしているという。よくみると、この2人は、「電話魔」という点では、共通していた。暇さえあれば、だれかれとなく電話する。小渕恵三元首相は、官房長官時代、早朝に私の家にまで電話をかけてきたことがある。ある拙著の中で小渕恵三官房長官を褒め称える記事を書いたことへのお礼の電話だった。「官房長官です。夕刊ではありません。」とだじゃれを言われたのを思い出す。いろいろ細かなことに気を回していたのだろう。それが、神経を疲れさせたのか、突然、脳梗塞で倒れ、そのまま帰らぬ人になってしまった。
順序は逆にしまったけれど、大平正芳元首相は、物事をじっくり考えて、答えるタイプに政治家だった。読書家でもあり、「エターナル・ナウ」、つまり「永遠の今」という著書を残している。
大平首相番記者は、首相の性格をよく心得ていて、歩きながら1つの質問をすると、答えが返ってくるまでは、次の質問を浴びせかけなかった。歩きながら考えていたので、邪魔はしない。そして、答えがまとまると、じっくり、ゆっくり話した。記者団は、それを逐一メモするのだが、メモを合わせて、読み返してみると、立派な文章になっていた。「アーウー」と言うのが、口癖で、漫才師などに物真似されたけれど、この「アーウー」という時間的な間を取っているのは、「考えて、文章にする」時間だったのである。だから大平正芳元首相の時代には、小泉純一郎元首相流のいわゆる「ぶら下がり会見」などと言うものはなかった。その代わり、時間的な余裕があれば、首相官邸の応接室や国会内の空室などで腰をかけて、番記者相手によく「懇談」していた。この場合、「メモ懇」もあれば、メモなしの「オフレコ懇談」があり、番記者たちは、ルールをよく守り、「オフレコ」を記事にする場合、「政府首脳は」と書き、ニュース源を隠した。
◆だから、野田佳彦首相は、むしろ、番記者たちが「金魚のフン」のように、後ろをぞろぞろとついて歩き、質問を受けてからじっくり考えて、ポツリポツリと答えるという昔ながらのスタイルが向いている気がする。「どじょう」の後ろを追う「金魚のフン」というスタイルだ。そうすれば、首相と番記者たちとの距離が近くなり、その分、お茶の間の国民との距離感がなくなるはずである。国民受けするような気の利いた「フレーズ」を当意即妙に答えようと考える必要はなく、野田佳彦流の個性ある発言、発信方法を確立すれば、それでよいのである。番記者が、紳士淑女らしくこの作法を守らなくてはならないのは、言うまでもない。
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
みずほフィナンシャルグループとディビッド・ロックフェラーが「57か国会議」の「10万人逮捕」の血祭り、ディビッド・ロックフェラー、小泉純一郎、竹下平蔵、武藤敏郎が危機一発!
◆〔特別情報@〕
株式会社みずほフィナンシャルグループの経営陣が、三菱東京UFJフィナンシャルグループに吸収合併されそうになっていることに対して、激しく抵抗しているのは、自分たちのまったく知らない巨額の「使途不明金」について、責任を取らされそうになっているからだ。それは、米国連邦政府や米国最大財閥のデイビッド・ロックフェラーへの「不明朗な送金」であった。
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