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イスラエル 成人人口の一〇%がデモに決起 新自由主義への民衆的敵意に応える道は政治的選択の決断 かけはし
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投稿者 ダイナモ 日時 2011 年 9 月 29 日 19:18:06: mY9T/8MdR98ug
国民的一体性の幻想に終止符を
ミシェル・ワルシャウスキー
「アラブの春」と連動するかのように、イスラエルの国内が大揺れとなっている。メディアは、中産階級の不満爆発と報道している。しかし問題の核心が新自由主義にあることは明確だ。ネタニヤフ政権にとって簡単な問題ではなく、パレスチナの国連加盟申請も絡んで、彼らによる戦争挑発にも警戒が必要だ。シオニズムと一貫して対決してきたワルシャウスキーがそれらを分析している。(「かけはし」編集部)
資本の避難港に吹き出した不穏
一年には届かない少し前、西のチュニジアから東南部のイエメンまでアラブ地域全体は、自由と民主主義を求める巨大かつ非常な民衆蜂起の領域だった。ホスニ・ムバラクとジネ・エル・アビディネ・ベンアリの何十年も続いた独裁体制は、数週間の出来事の中で打倒され、新たな民主主義政権に向けた道は広く切り開かれたように見えた。地域の体制すべてが挑戦を受けたわけではなかった。しかし、国境の内であろうと外であろうと、この地域で民衆的な諸運動から影響を受けなかった国は一つとしてなかった。ただ一つ――イスラエル国家――を除いて。
イスラエルは、不穏状態と革命の海に浮かぶ安定した島のように見え、その指導者たちは、西側の諸政権に対しこの安定性を売り込むために一分も躊躇しなかった。「この地域にあるあなたの利益を守るためには、あなたが金銭的にまた軍装備をもって今も支え続けているもっとも頑強な独裁体制であっても、信じてはならない。遅かれ早かれ民衆運動は、これらの同盟相手にあなたが投資してきたすべてのものを、危険にさらし接収するかもしれない」、「イスラエル国家は、あなたにとって唯一の安定し信頼に価する連携相手だ!」、イスラエルの指導者たちは西側の連携相手に実際こう語った。
ところがわずか二、三カ月後「イスラエルの安定性」は、この国がかつて経験した中では最大の民衆的決起によって攻撃された。警察発表によれば、三五万人の女と男が八月六日の夜、イスラエルの主要な都市でデモを行った。全イスラエルの成人人口の一〇%以上になる! 八月六日のデモは現在までのところ、一カ月続いた決起の中で最高潮となった。しかしそれで終わりと決まったわけではない。
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