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2011/9/18 10:00
http://netallica.yahoo.co.jp/news/225025
鉢呂吉雄・前経産相を辞任に追い込んだのは経産官僚なのか――!?
信憑(しんぴょう)性に疑問符が付いた「放射能うつす」発言騒動に、“黒幕”の存在がささやかれ始めた。
そもそも赤坂の議員宿舎の発言現場にいた記者は数人。だれもメモを取っていないから、報じた新聞テレビは今も「裏取り」できず、苦し紛れの検証記事を載せている。「ホントに言ったの?」と思われるのも当然だ。その“真相”について、東京新聞・中日新聞の長谷川幸洋論説副主幹は鉢呂の単独インタビューに成功し、本人の声を「現代ビジネス」にこう書いた。
〈政府はエネルギー政策を大臣レベルの「エネルギー・環境会議」と、経産省の「総合資源エネルギー調査会」の二段構えで検討する段取りになっていた。(中略)総合資源エネルギー調査会は私が着任する前の6月段階で、すでに委員の顔ぶれが内定していた。全部で15人のうち3人が原発反対派で残りの12人が賛成派だ。私は事故を受けて、せめて賛成派と批判派が半数ずつでないと、国民の理解は得られないと思った。それであと9人から10人は反対派を加えて、反対派を合計12〜13人にするつもりだった〉
つまり、鉢呂は経産省の「原発偏重人事」に難色を示し、見直しを指示していたのだ。
あらためて鉢呂事務所に事実関係を聞くと、「事実です。(鉢呂は)『結論は(脱、親原発の)両論併記でも構わない』と考えていたと思います」と答えた。
官僚は意に反する大臣は平気で売り飛ばす。かつて外務省を「伏魔殿」と呼んで外相を追われた田中真紀子や、「ミスター検討中」とバカにされた長妻昭元厚労相もそうだった。
現場の記者でさえ、悪ふざけだと思ってメモにもしなかった「放射能うつす」のオフレコ発言をたきつけて、大きな問題にして、大臣辞任の流れをつくってしまう――。官僚がメディアにリークし、政治家を追い込んだとしたら「小沢事件」と同じ構図だ。「脱官僚」の看板を下ろした野田政権では、官僚の高笑いが聞こえるばかりだ。
(日刊ゲンダイ2011年9月15日掲載)
2011/9/18 10:00 更新
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