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紀伊半島住民に、大きな被害を齎した台風12号。
テレビで1回きり放送され、その後全く放送されなくなった被害場面がある。それはどの場面かといえば、場所は失念したのだが、被害を受けた山間部道路のアスファルトが、凹凸になっていた画像である。
「アレッ、この道路の凹凸は、一体何?」と、すぐさま脳裏に浮かんだのは東日本大震災時で、このような道路の凹凸をテレビの被災画面で見た。
紀伊半島での「山崩れ」の原因は、一部人工災害ではなかったのかとの疑念を払拭できないでいる。「山崩れ」であのように、付近の道路までもが、凸凹になるものだろうか。
さらに、奈良県十津川村の「山崩れ」の9月3日夜、「凄い音がして、雷か地震かと思ったら、濁流に流されていた」(『朝日新聞』2011年9月5日付朝刊)。
「山が抜ける」というが、地震発生時のような地鳴りがした深層崩壊は、何を意味している。
また和歌山県みなべ町清川では、山が崩れた9月4日午前2時ごろ「飛行機が墜ちたようなドーンという大きな音がした」。
2009年8月、台風による同じような「山崩れ」土石流により、台湾では死者500人以上の被害を受けたことが想起される。
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