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http://sankei.jp.msn.com/world/news/110912/amr11091220120013-n1.htm
企業移転も続々 縮小ウォール街 “隣人”チャイナタウンも
2011.9.12 20:11 (1/2ページ)
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【ニューヨーク=黒沢潤】米中枢同時テロでは米国を代表する金融街、ウォール街も大きな影響を受けた。ニューヨーク州の統計によると、ニューヨーク市の証券業界の従業員数はこの10年余で19万人から16万8千人に減少。ウォール街周辺のオフィスなど商業施設の総床面積はテロ前は1千万平方メートルあったが、今年6月の時点で800万平方メートル(地元振興団体調べ)にとどまっている。
テロで崩壊した世界貿易センター(WTC)ビルに入っていたモルガン・スタンレーなど米金融大手が移転、機能の一部を隣のニュージャージー州に移した企業も多く、「ウォール街は縮小した」(米メディア)といわれている。
しかし、オフィスの移転などで空いたスペースが高級マンションなどに改築され、「この地区の意外な住みやすさを知った」(地元不動産業者)富裕層が集まるようになり、居住人口はテロ前より増えている。
この最南端地区にあり、2年後にも完成する1WTCビルには、ファッション誌ヴォーグやバニティー・フェアを発行する米出版大手コンデ・ナストも入居する。関係者は「この地区はブランドを手に入れたも同然。今後、“粋な地域”という認識を持たれるだろう」と指摘している。
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食堂の店先にいくつもつるされた鳥の丸焼き、狭い路地に派手にせり出した赤や黄色の看板−。グラウンドゼロの“隣人”でもあるチャイナタウンは独自の活気に満ちている。ただ最盛期の力強さはないそうだ。
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