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新興国の政治:立ち上がる新興中産階級2011.09.12(月)
The Economist
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(英エコノミスト誌 2011年9月3日号)
マルクスの言う革命的なブルジョワジーが声を上げ始めた。
この4年間、景気後退に襲われた先進国と、活気のある新興経済大国の間に著しい違いが見られた。今年、先進国の経済的な苦難は政治にまで及び、欧州諸国の政府がユーロ危機の泥沼にはまり込む一方、米国は自ら国債の格下げを招いた。
しかし苦難は先進国に限られたことではなかった。中東諸国は言うまでもなく、中国、インド、インドネシア、ブラジルといった国々は、経済的な発展を遂げたにもかかわらず、先進国が抱える倦怠感と同じくらい大きな不満に悩んでいる。
ニューデリーのラムリラ広場で、汚職撲滅を訴えるハンガーストライキを終えたアンナ・ハザレ氏を称える支持者たち〔AFPBB News〕
インドでは、長年汚職追放に取り組んできた活動家アンナ・ハザレ氏の支持者が大規模な抗議運動を繰り広げ、国民会議派率いるマンモハン・シン政権は最大の試練に直面した。
ニューデリーでハンストを続けていたハザレ氏は8月末、政府が厳格化した腐敗防止法を可決することに同意した後、ハチミツ入りココナッツ汁を飲んで断食を中止した。
この抗議活動は、昨年ニューデリーで行われたコモンウェルスゲームズ(英連邦競技大会)から第2世代携帯電話の周波数帯の割り当てに至るまで、大規模な汚職事件が相次いだ末に起きたものだ。
「今、街頭で起きているのは中産階級の反乱だ」と、インド財務省の元高官モハン・グルスワミ氏は語る。
各地に広がる中産階級の反乱
反乱は中国でも広まっている。8月中旬、中国北東部の新興都市、大連の路上で、天安門広場での抗議活動以来最大となるデモが行われ、当局は台風で損傷した化学工場の閉鎖を余儀なくされた。
このような規模のデモと当局の屈服は前例がないわけではないが、極めて異例だ。今回の一件は、2007年に中国南部の廈門(アモイ)で行われた、同じような工場の建設計画に対する抗議デモを彷彿させる。環境汚染を巡って政府と対決するという、中国の中産階級の新たな意欲を示した初の重大事例として広く認識されている事件である。
さらに言えば、大連の抗議活動が勃発したのは、高速鉄道の衝突事故に対して国民の怒りが爆発してからわずか数週間後のことだった。
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