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(2011/09/10-14:26) 時事通信
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011091000194
民主党の輿石東幹事長が就任早々、党内の締め付けを強めている。陳情窓口の幹事長室一元化を図るなど管理を徹底。不確定情報の拡散が政権内の混乱を招いてきたことへの反省があるとみられるが、権限を集中させた小沢一郎元代表をほうふつさせる手法に警戒感も出始めている。
「しゃべると駄目だ。輿石哲学」。一川保夫防衛相は8日午後、参院議員会館の輿石氏の部屋を出た後、記者団の質問に対して口をつぐんだ。
輿石氏は党役員・組閣人事で徹底したかん口令を敷いたのに続いて、同日には党幹部や閣僚に私見を述べないよう指示したとされる。前原誠司政調会長がワシントンでの講演で、国連平和維持活動(PKO)での自衛隊の武器使用基準緩和に言及し、波紋を広げたことが念頭にあるとみられる。
輿石氏は党への陳情についても改革に着手。小沢氏が幹事長時代に導入した「幹事長室に集中させる」方式を復活させ、その担当に小沢氏秘書出身の樋高剛副幹事長を充てる方向だ。
「小沢さん抜きの民主党にあしたはない」。輿石氏はかねてこう語っていた。参院議員会長として党務にそれなりに関与していたとはいえ、幹事長として党務全般を仕切るのは初めて。それだけに、小沢氏のやり方をモデルにしたようだ。
陳情に関しては、岡田克也前幹事長時代には、幹事長室に組織・企業団体委員会も加え、透明性を向上させた。それを元に戻すことについては「時代逆行の体制だ」(前原グループ若手)との批判が早くも出ている。
小沢氏との関係の近さが輿石氏の力の一因であることは間違いない。ただ、小沢氏の処分解除問題は、輿石氏にとって最大の難題になりそうだ。26日には小沢氏の秘書だった石川知裕衆院議員の政治資金規正法違反事件で判決が下り、10月6日からは小沢氏自身の公判が始まる。処分解除の是非をめぐって党内対立が再燃する可能性があり、輿石氏は難しいかじ取りを迫られそうだ。
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