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2001年9月11日:あれから10年
2011.09.06(火)
The Economist
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(英エコノミスト誌 2011年9月3日号)
米国はこの10年、いくつもの失敗を犯してきたが、アルカイダに対して警戒を緩めることはできない。
世界を震撼させた9.11から、10年を迎える〔AFPBB News〕
世界貿易センタービルとペンタゴンがテロ攻撃を受けてから、まもなく10年目の節目を迎えようとしているが、2011年9月11日の出来事は、今なお歴史を形作っている。
この10年というもの、アルカイダに対する米国の反撃は容赦なく、多くの面で成果を収めてきた。
今年5月に米海軍特殊部隊がウサマ・ビンラディンを殺害する前から、米国はアルカイダを骨抜きにしていた。何百人ものアルカイダのメンバーが捕らえられて殺され、多くの危険なテロ計画が阻止された。8月には組織の新たなナンバー2も殺害された。
米中央情報局(CIA)の元長官で現国防長官のレオン・パネッタ氏は先頃アフガニスタンを訪れた際に、アルカイダの「戦略的打倒」は手の届くところにあると発言し、いつ失うかもしれないものを無用に背負い込んだ。
アルカイダは、特にイエメンなどではいまだに危険な存在だ。だが、米国は10年にわたり積み重ねてきた情報収集と反撃と防衛策により、10年前の9月10日時点よりもはるかに攻撃に対して強い国になっているように見える。
ビンラディンが残した傷跡
とはいえ、ビンラディンが死後の世界でこの10年を振り返ったとしたら、満足を覚える理由がある。正統なイスラム国家を築くという夢はかなわなかったが、米国をイスラムの土地で「流血の戦い」に引きずり込むことを大きな目標の1つに掲げていたビンラディンは、その点では残酷なまでに大成功を収めた。
「9.11」がなければ、米国がアフガニスタンやイラクを侵攻することはなかったし、過酷な消耗戦で米軍兵士約6000人と同盟軍の多くの兵士が命を落とすこともなかった。
ブラウン大学の戦争費用算定プロジェクトによると、「ごく控えめな」見積もりでも、アフガニスタンとイラク、パキスタンで約13万7000の民間人が犠牲となり、780万を超える難民が生まれたとされる。
米国が負う戦争の最終的なコストは、利子の支払いや退役軍人のケアを含め、最大4兆ドルに達する見込みだという。 2005〜2010年の6年間で積み上げられた米国の財政赤字に相当する金額だ。
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