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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110823-OYT1T00256.htm
小沢氏の復権懸念…前原氏、代表選出馬を決意
民主党
菅首相(民主党代表)の後継を選ぶ民主党代表選で、前原誠司前外相が22日、一転して出馬する決意を固めた。
前原氏と同じ主流派の野田財務相では勝算に乏しく、党員資格停止中の小沢一郎元代表が「数の力」で代表選の行方を支配しかねないと判断したためだ。世論調査で人気が高く、「次期衆院選の顔」の“本命”との呼び声もある前原氏の参戦は、乱立模様の代表選の様相を一変させることになる。
「保身は考えていない。自分の政治生命より大事なものがある」
前原氏は22日深夜、東京都内のホテルに集まった約20人のグループ幹部を前に熱く語り、出馬への理解を求めた。会合は2時間以上に及んだ。
前原氏は21、22両日、代表選出馬に向け、地元の京都市で家族や後援会関係者らと意見交換した。数日前から「自分自身の個人の思いより大事なものがある」と、急速に出馬に傾斜した。
前原グループ幹部の仙谷由人党代表代行(官房副長官)らは、前原氏を温存する方針だった。3月に在日外国人献金問題で外相を辞任したばかりのため、「傷を癒やし、来年9月の代表選に挑戦した方がいい」との考えからで、前原氏もその方が無難と考えてきた。
不出馬の意向が明るみに出たのは今月12日。前原氏は周囲に「首相と閣僚では仕事の大変さが違う。私には能力も覚悟もない」と語っていた。
わずか10日で態度を一変させるきっかけは、17日の野田氏との会談にあった。
前原氏は復興増税、環太平洋経済連携協定(TPP)などの野田氏の見解をただし、最後にこう尋ねた。
「代表選を戦う態勢はどうなっていますか」
しかし、野田氏の返答は「これからです」と煮え切らなかった。前原氏は驚き、「野田氏では勝てないかもしれない」と支援にためらいを感じるようになった。
約120人のグループを率いる小沢元代表は、ぎりぎりまで情勢を見極め、自らのグループの票を集中させて「勝ち馬」に乗る戦略を描いている。鹿野農相、海江田経済産業相、馬淵澄夫前国土交通相、小沢鋭仁(さきひと)元環境相ら、野田氏以外の「ポスト菅」候補は、元代表に連携の秋波を送ってきた。野田包囲網の形成に元代表が手を貸せば、野田氏の勝算が立たなくなる可能性があるが、前原氏の目には、野田氏にそうした構図を打ち破る戦略が欠けていると映ったのだ。
(2011年8月23日11時07分 読売新聞)
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