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ECBの大規模介入は朗報か?
国債購入を巡る市場との攻防はまだ続く2011.08.17(水)
Financial Times
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(2011年8月16日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)
ECBの国債購入の規模は、市場参加者を驚かせた〔AFPBB News〕
市場は先週いっぱい、欧州中央銀行(ECB)によるイタリア国債やスペイン国債の購入を巡る推測に明け暮れた。
8日月曜日の購入額は50億ユーロだったのか、100億ユーロだったのか。9日火曜日はいくらだったのか。買い入れの効果は果たしてあるのか、といった具合だ。
その答えの一部が15日に明らかになり、大半のアナリストや投資家はその規模に驚いた。ECBは先週、9日の取引が終わるまでにユーロ圏の国債を計220億ユーロ購入していたのだ*1。1週間の購入額としては、昨年5月の国債購入開始以降、最大となった。
割れる市場参加者の意見
しかし、先週の購入額が発表される前から意見がばらばらだったように、このサプライズが「ポジティブ」なのか「ネガティブ」なのかについても、市場参加者の見方は分かれている。
英国の資産運用会社ヘルメスのチーフエコノミスト、ニール・ウィリアムズ氏は、この数字に勇気づけられ、「ECBが本気であることは間違いない」と話している。
だが、ドイツ銀行のクレジットストラテジスト、ジム・リード氏は違う見方をしている。リード氏は先週の購入額の公表に先立ち、100億〜150億ユーロを超える数字が出たら、それはネガティブな材料だと論じていた。
「発表された数字は多めに見える。ECBは8日、9日の両日、我々の予想よりもかなり積極的だったことになる」。ECBは相場を動かすために、リード氏が想像していた以上に国債を購入しなければならなかった、というわけだ。
イタリア国債とスペイン国債の利回りは目に見えて低下したが、アナリストらによれば、ここ数日間はECBによる購入が減るにつれて勢いを失っている。
*1=ECBの週間統計は月曜から金曜まで(今回の場合は8月8〜12日)が対象。だが、公表する数値は厳密には決済額で、約定から決済まで数日間を要するため、記事では「9日までの買い」となっていると見られる
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