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2010年03月29日
「マイホームパパ」も「モーレツ社員」も「専業主婦」も死語に
かって私の若い時代、サラリーマン社会では「マイホームパパ」と言う言葉がありました。奥さんの選ぶ理想の亭主像でした。その一方で「モーレツ社員」・「企業戦士」と言うのもありました。こっちは奥さん達から見たらよくない方の評価でした。「主人が不在なのでうちは母子家庭です」なんて差別的発言を平気でする主婦もいました。「マイホームパパ」や「モーレツ社員」達はどこに行ってしまったのでしょうか。その言葉さえ聞かれなくなりました。サラリーマンを退職して家でごろごろしているか、安い旅行パックを探して旅行しているのでしょうか。あるいはゲートボール場よりも高齢化しているゴルフ場でゴルフをしているのでしょうか。
「マイホームパパ」が作った家庭は幸せになったのでしょうか。幸せな家庭を築いた人もいるでしょうし、残念ながらそうならなかった人もいるでしょう。マイホームパパが可愛がった子供達は親思いの大人になったでしょうか。親を大切にしている子供達もいるでしょうし、そうでない子供達もいるでしょう。介護施設の老人達の話など聞くとそうでない子供の方が多いような気さえしてきます。
一方、「モーレツ社員」の家庭は崩壊したでしょうか。崩壊した家庭もあれば崩壊しなかった家庭もあるでしょう。ただ不健康な生活で早死にした「元モーレツ社員」は多いようです。「企業戦士」で働いた人はその後出世して富も名声も手に入れたでしょうか。そういう人もいればそうでない人もいます。むしろ私の知り合いの「元企業戦士」達は現役時代の自慢話ばかりしているしょぼくれ老人ばかりです。「マイホームパパ」も「モーレツ社員」も「企業戦士」も高度成長時代の放っておいても企業の収益は増え、雇用も増えていた時代の甘ったれ言葉です。
同時にその妻達は「専業主婦」と言うのがステイタスでした。家庭で家事と育児に専念している女性達です。家庭だけが全世界だった「専業主婦」達の世間の狭さ、社会ルールの無知、世間知らずの驕慢さ、聞くのが恥ずかしくなる子供・亭主の自慢話、悲しくなるほど哀れです。子供達が小さい頃は家庭に君臨していますが大人になると捨てられる「専業主婦」の多い事。それはそうです。亭主の実家には数年に1度お盆に帰り、口だけ「お母様、お母様」、亭主の母親が病気で倒れても看病すらしていない者が自分が倒れたら子供達に面倒見てもらおうなんてちゃんちゃらおかしいです。介護施設があるから安心ですって。介護施設だって大事な国民の税金なのですよ。
今、思うと「マイホームパパ」とは仕事に打ち込むほどの意欲のない人、「モーレツ社員」とは家庭いるよりも会社にいるのが好きなだけの人、言い換えると交際費と社内噂話の好きな人、「企業戦士」とは組織の上司の命令に従順なだけ人、言い換えると「右向け右の人」、「専業主婦」とは外に出て仕事をする意欲も自信のない人、ただそれだけの人々の事ではないかと思います。要はいずれも大した人生ではないと言うことです。人間はやっぱり一生打ち込める仕事を持っている人が一番幸せです。
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