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ユーロ圏の暑い、暑い8月
首脳もバカンスどころではない?2011.08.09(火)
The Economist
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(英エコノミスト誌 2011年8月6日号)
欧州の首脳は夏季休暇に入っているが、市場は休まない。
暖かく、けだるく、それでいて秋を予感させる8月は、多くのヨーロッパ人にとって心配事を忘れる季節だ。欧州大陸では、工場や企業の大部分が休業する。閣僚が休みに入り、政府機能もほぼ停止する。本コラムでさえ、少しの間ペンをおきたいところだ。
また8月は、欧州統合へのためらいを感じてきた市民も、それを考え直す時期と言えるかもしれない。
休みになると呪いから恵みに変わるユーロ
1年以上続くソブリン債務危機で欧州北部の国民に重荷を負わせてきた地中海地域だが、夏になるとこの地域特有の喜びが再発見される。ゆっくりとした経済成長も、トスカーナの太陽の下でスローライフを楽しめるなら、そう悪くもないように思えてくるのだ。
休暇中には南欧に腹を立てる気にならない?(写真はギリシャ・サントリーニ島から眺めるエーゲ海)〔AFPBB News〕
南欧諸国の生産性の低さも、これらの国々がこれまで伝説や歴史に貢献してきたものと比べれば、にわかに色あせて見える。
エーゲ海のほとりで、ギリシャ人にどれだけ腹を立てられるだろうか? 何しろ彼らは、欧州にまさに「ヨーロッパ(エウロパ)」という名を授けた人々なのだ。
ほんの数カ月前、ドイツのアンゲラ・メルケル首相は、南欧の人々の怠け癖を戒めて、「休日をたくさん取る人と少ししか取らない人がいる中では、共通通貨は維持できない」と言った。
しかし欧州でも最長レベルの夏休みを取り、大挙して南欧に向かうのは何を隠そうドイツ人である。法律の定めるドイツの最大年間労働時間は、南欧よりも短い。
休暇になれば、ユーロは呪いから恵みに変わる。国境を越えるたびに両替所で手数料を払う必要はもうない。パスポート不要で国境を越えられるシェンゲン協定も、移民にドアを開くものとしてしばしば批判されているが、このおかげでスムーズな移動が可能になる。
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