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米国債格付け「トリプルA」は円が支えている!?
米国のデフォルトは、ギリギリのところで回避されました。大方の予想通りですが、債務上限の上積みには厳しい条件が付けられており(ほぼ同額の歳出削減が必要)、根本的な解決がされていないことはもちろんです。危機が先送りされているに過ぎません。英エコノミスト誌は、この体たらくを「指導者の日本化」と表現して揶揄しています。
外国の資金を当てにして派手な生活をしてきたわけですから、デフォルトして当然です。米国人は、身の丈にあった生活をすべきでしょう。米国人の6人に1人はフードスタンプをもらっているそうですが、一方で莫大な資産を抱え込んだ悪徳経営者・資本家が存在していますから、それらの人たちから財産を剥ぎ取って国民に分配すればよいのです。(もちろん、我国など外国に対する負債を支払った後にお金が残ればの話ですが)
回避されたとは言え、破産同然ですから、そんな国の国債が最高のAaa(トリプルA)となっているのはおかしな話です。米国の格付け会社は、信用度の低いサブプライムローンに高い格付けを与えてきた前科がありますから、全く信用できません。それは解っていますが、この期に及んでトリプルAはないでしょう。将来の見通しを考えて「ネガティブ」評価にするという動きはありますが、大した違いはありません。
米国の格付け会社は、見え見えの工作をしてまでも金を集めようとしているわけですが、さすがの彼らも余り無茶苦茶をやると信用を全く失ってしまいます。トリプルAを維持するには何らかの裏付けが必要です。少なくとも、一般の投資家を納得させられるだけの材料がなければなりません。彼らは信用だけで商売しているのですから。
謎を解く鍵は円高にあります。大震災後も米国のデフォルト回避後も、円は高止まりしたままですが、これは異常事態です。円以外の通貨は問題を抱えていて、消去法で円が選ばれているというのが専門家の見方ですが、日本だって問題山積していますから、説得力がありません。もっと深い理由があるはずです。
昨日付の「新ベンチャー革命」には、この疑問に対する一つの可能性が示されています。興味深い内容なので、以下一部を引用させていただきます。(http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/25873292.html)
意外だったのは、米国債デフォルト回避直後、一瞬、円安に振れましたが、すぐに円高に戻っていますから、欧米の国際金融資本の手元には豊富に大量の円が存在しているはずです。彼らはこの円で3.11大震災向け復興公債を買って、復興市場への欧米外資の参入を狙っているのは間違いありません。
(中略)
上記のように、3.11事件後、彼ら国際金融資本の猛烈な円買いによって売られた米ドルは日本の外為金融機関経由にて、結局、日銀が最終のドル引き受け手となります。3.11事件後、日銀にたまったはず100兆円規模の米ドルの行方はどうなっているのでしょうか。財務省の外貨準備等の状況(2011年8月3日現在)をみても、今年3月以降、とくに際立った変化はみられません、不思議です。
もし日米間の密約(たとえば米FRBと日銀間の密約)にて、日銀が3月に引き受けた米ドルにて米国債を買う約束が交わされていたら、確かに、米国債デフォルトは回避できます。8月3日現在、米国債の格付けはAaaと高いままですから、米国債が誰からから大量に買い支えられているか、もしくは買う約束をしていることを意味します。
一体誰がデフォルト寸前の米国債を大量に買うのでしょうか、EUもギリシャ経済危機などでEU圏内は火の車、中国は新幹線事故で大混乱です。
ちなみに、オバマ政権は2.1〜2.4兆ドルの債務上限引き上げと、今後10年でほぼ同額の連邦財政赤字削減案を8月2日に発表しましたが、上下院の最終正式採決は今年末まで行われるそうです。その際、仮に正式法案が否決されても、大統領特権で、最低でも1.2兆ドル分の債務上限を強制的に引き上げて、年内のデフォルトを回避できるようにする条項が盛り込まれているそうです。
この強制的な措置による1.2兆ドル確保は、上記、日銀の引き受けた100兆円規模の米ドル(1ドル80円として1.25兆ドル)とほぼ同額です。これは偶然なのでしょうか?
デフォルト寸前の米国債格付けがAaaであるという謎がここら辺にあるような気がします。
円高になっているということは、円が買われてドルが売られていることを意味します。最近は76円台も珍しくなく、震災直後も76円台をつけています。通算して、100兆円の金額が動いた計算になるようですが、これは日銀が最終的な引き受け手となります。つまり、日銀に手許には、約1.25兆ドルものドル資金が貯まっているはずなのです。しかし、財務省が発表している外貨準備高には反映されていません。
この巨額のドルは、米国へ渡っている可能性があります。債務上限引き上げが認められたのは、このドルが原資となっているためで、この結果米国債の格付けも維持されたと考えれば辻褄が合います。
もちろん、これは違法行為です。しかし、米国に強要されれば日銀とて抵抗できないでしょう。日銀の手元資金が債務上限の強制引き上げ額と同じなのは、偶然とは思われません。この不透明な通貨の流れは、徹底解明される必要があります。
属国である日本が、米国の債務の肩代わりをするという構図はこれまでも繰り返されてきました。米国は日本をキャッシュカード代わりに使っているのです。親分がピンチなのですから、子分が救うのは当然なのです。しかし、支える側の日本国債の格付けがAa2で、米国よりも低くなっているのは変な話です。あり得ないと言ってもよいでしょう。
米国人(ユダヤ人)は、相手を蔑みながら金を巻き上げるという度し難い習性があります。これが格付けにも表われているのでしょう。しかしそんなことをする前に、お仲間の国際金融資本はドルをたくさん持っているのですから、それを提供すべきです。(困ってる振りをして、政府から資本注入を受けていますから、恩返しをするのは当然の責務です) それなのに、日本をバカにしながら身ぐるみ剥ぎ取ろうとしているわけで、真に悪魔的な連中と言わざるを得ません。
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