http://www.asyura2.com/11/lunchbreak49/msg/487.html
Tweet |
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110804/chn11080423000008-n1.htm
中国、外貨準備多元化へ 米財政に不信感
2011.8.4 22:57
【上海=河崎真澄】米国で連邦債務上限引き上げ法が成立したことを受け、中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁は4日までに、「多元的な外貨準備の運用を進め、リスク管理を強化する」との談話を発表した。中国政府は米国債を1兆ドル(約80兆円)以上保有する米国最大の“スポンサー”。デフォルト(債務不履行)回避は歓迎するものの、今後の米国の財務状況への不信感をあらわにした形だ。
周総裁は「米国債を保有する投資家の利益を守るべきだ」として、債務問題に適切に対処するよう米国政府に求めた。中国国営新華社通信も「時限爆弾はまだ作動している」との評論を配信。上限が引き上げられても、米国債が抱えるリスクは解消されていないと警鐘を鳴らした。
中国の格付け会社「大公国際資信評価」は3日、米国の信用格付けを「Aプラス」から「A」に格下げした。格付けの見通しは「ネガティブ」(弱含み)。
中国の今年3月末の外貨準備保有高は3兆447億ドル(約240兆円)と、初めて3兆ドルを突破。このうち2兆ドル近くを米国債と米政府機関債などドル建てで運用しているもようだ。
一方、マクロ経済政策を管轄する国家発展改革委員会は、2003年から10年までに外貨準備が総額2711億ドル目減りしたと推計した。今年はさらに損失幅が膨らむという。
中国の外貨準備は、ユーロや日本円、ロシアのルーブルやマレーシアのリンギットなど、ドル以外に広げているようだ。今後、米国債の依存比率も下げる考えだ。
しかし、中国が脱米国債路線を進めれば、米国債が売られて金利が上昇するなど、一段のドル安を招く恐れもある。米国は、人民元問題や空母就航など軍事パワーの増大に関して中国への圧力を強めているが、中国は米国債保有を“人質”にして対抗しようとしている。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。