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GoogleがGrouponへの対抗強化、クーポン集約サービスDealmapを買収
2011年08月02日 16:00
共同購入型クーポンサービスは、最も急成長しているインターネットビジネスの一つと言える。クーポン共同購入サイト大手の米Groupon(グルーポン)買収に失敗した米Google(グーグル)が、地域クーポン情報集約サービスの米Dealmap(ディールマップ)を買収した。
Googleは昨年、50億―60億ドルでGrouponに買収を持ちかけた。一時は交渉成立間近と見られたが、合意に至ることなく12月初めに交渉が打ち切られた。その後、Googleは独自のクーポン情報サービス「Google Offers(グーグルオファーズ)」を2011年5月に立ち上げ、現在は、ニューヨーク、サンフランシスコ、ポートランドなどの一部の地域でベータサービスを提供している。
今回のDealmap買収は、Grouponに対抗するべくGoogle Offersを強化することが目的と見られる。Dealmapは2010年5月に創業した新興会社で、地域のレストラン、娯楽施設、販売店、ホテルなどから割引などの特典情報を集約し、検索しやすいかたちで提供している。Webサイトのほか、「Twitter」などのソーシャルメディア、「iOS」および「Android」向けモバイルアプリケーション、電子メールといった複数の経路からアクセスできる。
米国40州以上と英国ロンドンで、450を超えるソースから集めた情報を1日当たり40万件以上扱い、200万人以上のユーザーが利用している。50以上のサイト、サービスに情報を提供しており、米Microsoftも検索エンジン「Bing」のクーポン情報サービス「Deals」で同社と提携している。
Dealmapは当面、パートナーサービスへの情報提供も含め、サービスのサポートを継続する。買収に伴う事業の統合や移行計画については、進展があり次第パートナーとユーザーに知らせるとしている。
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