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米債務上限でまた不合意 近づくデフォルト期限
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2011/7/25 14:00
(2011年7月25日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)
米連邦債務の上限引き上げを巡る米オバマ政権と連邦議会共和党の交渉が24日、再度、暗礁に乗り上げた。今週中に合意に至らなければ、世界の金融市場は大混乱に見舞われる恐れがある。
■段階的な解決で意見一致せず
記者会見に臨んだデーリー大統領首席補佐官(7月24日、ワシントン)=ロイター
ホワイトハウスの「司令塔」であるデーリー大統領首席補佐官は同日、米CBSテレビで、「世界の市場とアメリカ国民にとり、今後数日は緊迫したものになる」と語った。
議会共和党指導部とオバマ政権は、米国資産への信頼喪失を回避するため、早急な合意が必要という点では一致するものの、解決策を巡りともに譲歩する姿勢を見せていない。
共和党のベイナー下院議長は、暫定的な妥協案をベースに投資家の信頼を確保した後で根本的な改革論議を進めるという2段階の解決策を改めて迫った。
同議長は米フォックス・ニュースに「解決策は2段階になる。1度にすべてを解決するのは物理的に不可能」と述べた。議長はこれで超党派の支持を得たい考えだが、必要であれば民主党の反対を押し切ってでも自案を推し進める構えを示した。
しかし、断片的な合意には拒否権を発動するとの姿勢を繰り返し表明しているオバマ政権は、その場しのぎの解決策は投資家の信頼を失い、米国債の格付け引き下げにつながるとの立場を崩さない。
デーリー首席補佐官は、共和党こそが米国の国際的地位を危うくしていると主張する。
同氏は米NBCテレビで、「解決策は(2013年までの)景気を確実なものにする必要があり、その場しのぎのごまかしは通用しない。6〜8カ月後に再び同じ問題で紛糾すれば、国際社会から我々は『問題解決能力がない』と非難される」と語った。
■デフォルト期限目前に非難の応酬
米連邦債務の上限を来月2日までに引き上げられない場合、米政府はデフォルト(債務不履行)に陥る。
民主・共和双方は24日、非難の応酬に終始した。
ベイナー議長は、ホワイトハウス側が包括的妥協案の成立の可能性に背を向けたと非難。妥協案は、徹底した歳出削減と引き換えに8000億ドルの新たな税収増大を認めるもので、あらゆる増税に反対するいわゆる「茶会党」系共和党議員の反対が予想されていた。
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