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気仙沼、雇用どん底 水産業壊滅で求人倍率0.17倍
東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県気仙沼市で、多くの住民が職を失い、先の見えない
生活を送っている。雇用の7割を支えるといわれた水産業が津波で壊滅し、離職者が激増したことが
響いた。5月の有効求人倍率は県内最悪の0.17倍。雇用不安が広がる港町で、苦境にあえぐ
人々の声を拾った。
(神田一道)
「まるでホームレス。職がないのは本当にみじめだ」
気仙沼市の気仙沼公共職業安定所。7月下旬、10人ほどが順番待ちをするロビーの一角で、
相談に訪れた同市の男性(45)は苦しい身の上を明かした。
元水産加工会社の営業マン。約20年間勤めた会社は津波で全壊し、男性を含む社員約100人は
あっけなく解雇された。
父母と妻、子どもの6人の生活を支えるのは月十数万円の失業保険だけ。4カ月も仕事に就けない
現状に不安を募らせる。「無職状態が続き、うつ病になった仲間もいる。えり好みもできないので、
どんな仕事でもやりたい」
掲示板の求人票に目を凝らしていた別の同市の男性(40)は、約20年間勤務した海産物専門の
運送会社を3月末に首になった。
運送業で働きたいが、関連する求人はほとんどない。「がれき撤去の仕事ばかりで、おまけに給料も
少ない。とても応募する気にはなれない」。希望の仕事は見つからず、寂しく去った。
気仙沼は震災前まで、雇用環境が堅調だった。リーマンショックで日本の労働市場が収縮した
2009年度も、気仙沼の有効求人倍率は県内10カ所の安定所・出張所で3番目の0.42倍。
10年8月には0.53倍で、トップだった。
河北新報 東北のニュース/気仙沼、雇用どん底 水産業壊滅で求人倍率県内最悪
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/07/20110724t12014.htm
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