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メディア王マードックの最善の引き際
2011.07.22(Fri) Financial Times Financial Times Tweet
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upperline(2011年7月21日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)
英国下院特別委員会で今週開かれた電話盗聴事件に関する公聴会で最も目立ったマードック家のメンバーが誰だったかについては、疑う余地などないだろう。80歳になる夫ルパート・マードック氏にシェービングクリームを盛ったパイ皿で襲いかかった間の抜けた男に平手打ちを食らわせたウェンディ・マードック氏の様子には鬼気迫るものがあった。
夫人も息子のジェームズ氏も、公聴会ではもっぱらルパート・マードック氏のことを案じていたように見えた。あたかも、ニューズ・コーポレーションの会長兼CEO(最高経営責任者)であるマードック氏を失言から守らねばならないかのようだった。
ジェームズ氏は質問の矛先を父親からそらそうと躍起になっていたし、マードック氏を物理的に守る必要が生じた時には夫人がちゃんとその態勢を整えていた。
衰えたメディア王
ルパート・マードック氏と妻のウェンディ・デン氏〔AFPBB News〕
大変な業績を上げ、かつては政治家や競争相手を恐怖で震え上がらせたマードック氏が、すっかり弱々しくなってしまったことは痛ましいほど明らかだった。
ニューズ取締役のトーマス・パーキンス氏(79歳)は今週、次のように率直に認めている。「この一件で彼はとても落ち込んでいる。本当に打ちのめされている。私もほとんど同い年だから、彼の身体のことは心配している」
ニューズの取締役会は慎重に、マードック氏を会長職にとどめたままCOO(最高執行責任者)のチェース・ケーリー氏をCEOに昇格させる構想を示している。これは「マードックディスカウント」と呼ばれる株価の割引に見舞われている無議決権株式の株主たちをなだめることにはなるだろうが、所詮は肩書きの付け替えにすぎない。
同社はトップから改革しなければならない。マードック氏の気まぐれに従うインサイダーで構成される取締役会ではなく、新しい取締役を外部から呼び寄せ、明らかに経営幹部らが必要としている監視を行うことができる新しい会長が必要だ。
また筆者が先週論じた、マードック氏が権力を保持する手段となったデュアルクラス株式構造(議決権の異なる2種類の株式を発行する仕組み)も解体し、無議決権株式の株主に議決権を付与すべきだろう。
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