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ジャパン・パッシング? ナッシング?
マネー 家計・ライフプラン 2008/01/23 22:28 固定リンク
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先日のニュースで「ジャパン・パッシングが続き、ついにはジャパン・ナッシングになってきている」というコメントを聞きました。
そもそも何が原因の、どういった現象なのでしょうか?
tomozoさん(神奈川県/30歳/女性)
回答:2件
専門家
吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
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オフィスマイエフ・ピー 代表
吉野 充巨 (ファイナンシャルプランナー)
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ナッシングの原因
2008/01/24 00:17 固定リンク
(5.0)
tomozo様 初めまして。オフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
日本の経済力が弱くなり、諸外国から見て日本に投資する魅力が無くなってきた状況を指します。
80年代のバブル時代には、日本の株式の時価総額が世界の70%を占める時代から、現在では10%をきるところまで低下、GDPも世界シェアの10%をきるところまで落ちている状態により、外資の投資先から外れる様子を言葉に表したものです。
私が捕らえているパッシング、ナッシングの原因は、
諸外国から、日本全体が改革から逆行して内向きになっている、改革が進んでいないと見られているためです。
例えば、
・小泉内閣が進めてきた規制改革がなし崩しに後退している。
・外資に買収されないための対抗策を導入したり、再度企業同士の株式の持合が始まっている。
・株式市場の整備が遅れて、外資の受け入れを拒む姿勢が見えてきた。
・ばら撒き行政の復活で国家財政の赤字が増える。⇒昔の日本に戻りつつある。
・日本に投資するよりも、中国、インド、東南アジアの国々に投資したほうが収益が上がる。
等々、日本経済の魅力が無くなり外資が投資を引き上げ始めたことを指します。
また、外交政策の稚拙さや、環境問題への関心の薄さ、ODAへの資金提供が減額された等々の要因から日本に期待が出来ないということもナッシングの一因です。そして政局だけで駆け引きに終始している政治の対応も諸外国からは、経済に対する無関心と取られています。
以上の諸要因から、日本への関心の薄さや、外資が投資しない状況になっています。
評価・お礼
tomozoさん
ご回答ありがとうございます。
投資・運用という言葉を目にする機会がここ数年で急激に増え、日本の株式市場が成長発展をしているのかと思っていましたが、まだまだ諸外国からは遅れているのでしょうか。
「どこどこの株を持っている」「持っていないから関係ない」だけではない、政治政策にもっと強い関心を持たなければと改めて痛感しました。
このQ&Aの回答専門家
吉野 充巨
(東京都 / ファイナンシャルプランナー)
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ジャパン・パッシングが正解
2008/01/24 01:38 固定リンク
(5.0)
ファイナンシャルプランナーの渡辺博士です。
私、この件については特に辛口コメントをコラムに掲載しております。
http://profile.allabout.co.jp/ask/column_detail.php/24940
「ジャパン・パッシング」を皮肉って「ジャパン・ナッシング」という言い方を良くします。
本来は「ジャパン・パッシング」です。
ジャパン・パッシングですが、日本は戦後特に、日米安保条約を軸に米国中心に貿易を行ってきて、よく日米貿易摩擦と言う言葉を聞いたと思います。
それは、日本がアジアや他の地域から原料を安く輸入して、主に米国を中心に製品を高く輸出して経済が成り立ってきた背景があります。
当然、日本は売り手で貿易黒字国、米国が買い手で貿易赤字国です。
日本はもの作りに関しては世界でもトップレベルであり、高品質なものを安く販売してきた経緯があります。
しかし最近は米国が日本ではなく、特に中国を中心にアジア地域との貿易を活発にしてきました。
そうすると日本が困ります。
背景には、元々日本はアジア諸国から原料や人材を安く仕入れていたので、言わばアジアの代理店のような立場だったのです。
だから原料が高騰したら、代理店を通さずに直接買ったら安いことが分かり、又工場をアジアへ拠点を移していた関係で、実際製品を作っている人々は同じであることが言わばバレてしまったような状態です。
米国の人たちも当然安くものを買いたいですから、日本を飛び越えて中国を中心とするアジア諸国へと貿易の相手国をシフトしていきました。
そうすることでアジアの人気が高まり、アジアの新興国への投資が高まっていきました。
これがジャパン・パッシングです。
最近では、日本の価値が政治家の無策によりどんどん下がっていく傾向があり、サブプライムショックがなくても大きく下落してきていたので
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