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なでしこ天敵・米国が最後の壁/女子W杯
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<女子W杯:日本3−1スウェーデン>◇準決勝◇13日◇ドイツ・フランクフルト
なでしこジャパンが女子W杯ドイツ大会準決勝でスウェーデンに勝利し、W杯、五輪ではA代表として日本サッカー界史上、男女含めて初の決勝進出を果たした。過去の対戦では3分け21敗の強敵米国との決勝戦は、17日(同18日午前3時45分)にキックオフを迎える。
米国と戦う上で、攻守に大きなポイントがある。守備では、エースFWを止めることが必須になる。攻撃の要はW杯出場3回目の経験豊富な31歳FWワンバック。181センチの長身を武器に高い打点が持ち味で、今大会では3ゴールを挙げている。
フリーでヘディングをさせることは避けたい。準決勝フランス戦では、CKから相手の甘いマークを振り切って逆転弾をたたき込んだ。日本はセットプレーで徹底したマンマークと、ジャンプ前の体のぶつけ合いやポジショニングが大切になる。
攻撃ポイントは、左サイドに隠れている。右サイドバックのDFクリーガーは守備に難があり、フランス戦でも1対1で抜かれクロスを上げられる場面が目立った。なでしこはMF宮間、DF鮫島ら左サイドの選手からチャンスが生まれる回数が増えそうだ。両選手は準決勝スウェーデン戦でも攻撃の起点になり、期待がかかる。
米国がグループリーグで唯一敗戦したスウェーデン戦では、前半に2失点している。日本も早い時間帯の得点が鍵になる。
[2011年7月15日8時3分 紙面から]
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