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北京・上海高速鉄道が4日で3回の故障、中国国内の声は
Y! 【社会ニュース】 【この記事に対するコメント】 2011/07/15(金) 07:34
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北京・上海(京滬)高速鉄道が運営開始以来、頻繁(ひんぱん)に話題に取り上げられ、中国鉄道部は神経を尖らせている。鉄道部は安全性を繰り返し強調しているが、相次いで起こった事故により北京・上海高速鉄道は批判の対象となっている。中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。
■「中国鉄道の高速化」に関する写真
10日、雷雨により電力網に故障が発生、G151列車が途中停車し、多くの列車に遅れが出た。12日、宿州近くでまた電力設備故障が起き、少なくとも87の車両に影響が出た。停車、遅延、取り消しなどを余儀(よぎ)なくされた。
また、13日、G114列車が上海から出発した時点で最高時速はわずか130キロというネットの書き込みがあった。故障発生から4時間、北京鉄道局は初めて公式ミニブログを通じて、「G114列車が常州北駅で突然故障発生、正常走行できなくなった」と発表した。
4日間で故障3回、北京交通大学軌道交通制御と安全国家重点実験室の賈利民教授は「それほど意外なことではない」と見ている。賈教授によると、バスタブ曲線の理論で説明できるという。バスタブ曲線とは、製品が使用開始から廃棄されるまでの耐用期間内に、早期故障期、偶発故障期、重大故障期の3つ段階があるという理論だ。つまり、早期と末期に故障が多発し、中期には事故の発生が少ないということだ。
相次ぎ発生する停車、遅延事件の中で、もっとも疑問視されるのは緊急対応体制の問題だ。たとえば、臨時電力の使用、情報開示の遅延、乗務員と乗客の応対及び払い戻し、補償問題などに改善が必要だ。
7月10日、ネットネーム@純純小宅女はミニブログで:「北京・上海高速列車が故障して山東省で停車。密閉された車内にはクーラーも効いてない。息苦しくて死にそう!」と書き込んだ。しかも停車の原因、運行再開時期などの質問に乗務員は何も答えられなかったという。
北京・上海高速鉄道は運営、保障とサービスの面でまだ成熟しておらず、航空会社は現段階で競争を心配しなくてもいいとまでいう専門家も出ている。
国家行政学院公共管理教学研究部の宋世明教授は、高速鉄道は従来の鉄道とは異なり、最高に高価で先進的な鉄道交通であり、運行初期は適応段階で大目に見てもいいだろうが、先端的な交通手段と立ち遅れた管理モデルの間の矛盾を無視してはいけないという。サービス理念を刷新し、サービスシステムを構築し、緊急時マニュアルや払い戻し、補償体制の改善が急務で、ハイレベルのサービスを提供できるかどうかが中国の高速鉄道のカギとなっていると指摘している。(編集担当:米原裕子)
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